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未来世界に戦争する為に召喚されました  作者: 堕天の翼のあさぼらけ
惑星ファンタジー迷走編

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72/215

第72話 妹の仇

 これは西暦9980年のはるか未来のお話。

 この時代に召喚されたマイは、行方不明になった仲間のケイを探しに、惑星ドルフレアの地に降り立った。

 ケイは千年前にタイムスリップしていて、マイ達に三つの封印のほこらを託す。

 ひとつ目の荒野のほこらの封印を解いたマイ達は、山のほこらへと向かう。

 その道中、情報取集のために冒険者ギルドに立ち寄る。

 そこにはなんと、ゴンゴル三姉妹のエアレーがいた!

 そして、あのステーノは実は妹思いのお姉さんだったと明かされる!

 今さらゴンゴル三姉妹といわれても、読者のお友達にはよく分からないだろう。

 だが、星間レースに対ゴンゴル三姉妹戦は、熱い想いで書いたので、作者の思い入れは凄い!

 三つの封印のほこらと言いながら、何が封印されていて、封印解いたらどうなるのか、それが今だに決めかねている、最近の作風とは違うのだよ!



 グリムアに行ったきり、行方不明になったというステーノ。

 その事は、メドーラにも少なからずショックを与える。

「どうでもいい事を話しすぎたわね。」

 エアレーは、ステーノ関連で前回の話しを終わらせてしまった事を、反省する。


「ブルレアから、何しに来たのかしら?」

 エアレーはあらためて、マイ達に問う。

「今の時期、この星に来る理由はふたつにひとつだけどね。」

 エアレーは怪しげな笑みを浮かべる。


「密輸か、取り締まりか。」

 エアレーの言うふたつの事がらを、メドーラが上げる。

 メドーラの表情には、怯えの色が現れる。

 互いの立場が違うのなら、エアレーとメドーラ達は、敵対関係になる。

 メドーラはそれが恐いのだ。敵に回した時のエアレーの恐ろしさは、よく知っているつもりだ。


 エアレーはメドーラが自分の言いたい事を分かってくれたので、機嫌がよくなる。

 かわいいペットが自分の思い通りに行動してくれたので、嬉しくなる。

 そんな感情だ。

「そうそう。もし同じなら協力体制が取れるけど、もし違うのなら、敵対する事になるわね。」

 エアレーはお気に入りのペットを見る様な眼で、メドーラを見つめる。


 ここでマイが口をはさむ。

「あれ、僕達って国が違うんでしょ?だったら敵対じゃん。」

 マイは思った事をそのまま口にする。

 ブルレアとレドリアとでお互いの出身国が違うのだから、片方が密輸なら、もう片方は取り締まりになる。そんな理屈だ。

 それを聞いて、エアレーは笑いだす。

「あはは、やっぱり知的センスを感じさせないヤツは、言う事がおかしいですね。」

「な、何がおかしいのよ!」

 マイも反射的にカチンとくる。

 だが、すぐにメドーラがたしなめる。

「いいえ、マイお姉さま。国の全てが密輸するとかでは、ないのです。」

「え、どゆ事?」

 マイには直接的な言葉でしか、通じない。これはもはや常識である。

 メドーラは言い直す。

「ひとつの国の中にも、良い人と悪い人がいます。

 密輸する人と、それを取り締まる人がいるのです。」

「ああ、なるほど。」

 マイもやっと理解した。

「つまり、国が違っても良い人と悪い人がいるって事ね。」

 それはメドーラが言いたい事でもなかったが、だいたい合ってるとも、言えなくもなかった。

「そう言う事です。問題は、私達の目の前の人が、良い人なのか悪い人なのかって事です。」

 メドーラもマイの考え方に感化され、マイの思考レベルでの答えを言う。


「あはは、あなたも大変ね。」

 エアレーはマイとメドーラとのやり取りを見て、ついおかしくなってしまう。

「そんな事ありません!」

 メドーラも即座に否定する。

 確かにマイお姉さまに何かを伝える事は、難しい。

 でも、それはメドーラにはない、マイお姉さま独自の考え方があるからだ。

「マイお姉さまと一緒なら、私もマイお姉さまから学ぶ事が沢山あります。」

 メドーラの言葉に、マイは少し照れる。


「あなた気に入ったわ。私と組まない?」

 エアレーはマイに対してのメドーラの発言は無視して、メドーラを勧誘する。

「お断りよ。私はあなたなんかより、マイお姉さまを気に入ってるの!」

 メドーラは即座に拒絶する。


「ち。」

 エアレーは表情をくもらせ、マイをにらむ。

「で、あんたは何しにここへ来たの?」

 エアレーは冒頭の質問に戻る。


「僕達は、人を探しに来たのよ。」

「人を?」

 エアレーにとって、マイのその答えは意外だった。

 この星に来る理由は、鉱物資源関連に決まってる。

 それなのに、マイの答えは違った。

「あなたはほんと、予想を超えてくるのね。」

 エアレーは思わず笑いだす。それも、人を小馬鹿にした笑いを。


「何がおかしいのよ!」

 ってこの台詞二回目か。予測変換で出てきたよ。

「あはは、知性の無い人って、言う事も単純なのね。」

 怒ったマイは、二度も同じ言葉を口にする。

 それがエアレーにはおかしかった。

「だから、何がおかしいのよ!」

 マイはまた同じ言葉を口にする。


「三度目にもなると、笑えないわね。」

 エアレーの顔からさげすんだ笑みが消え、元の冷たい眼差しに戻る。

「そう言えば、ブルレアの調査員で、行方不明になった人がいたわね。」

 冷静さを取り戻したエアレーは、その事を思い出す。


「知ってるの?ケイの事を。」

 マイは思わずケイの名を出して、エアレーに問いただす。

「ケイ?行方不明になったのって、あのケイなのね。」

 ケイの名を聞いたエアレーは、マイと会話する気もなく、独り言をつぶやく。


 エアレーは以前、ケイと協力して宇宙怪獣を討伐した事がある。

 読者の諸君も覚えていないだろうが、もちろん、マイも忘れている。

 だがここで、エアレーの頭に疑問がよぎる。

 あの星間レースに参加してたのは、ケイとユアと、もうひとり。


「ねえ、マイアミン。」

「な、なによ。急にあらたまって。」

 エアレーはマイに対してずっと、さげすんだ視線を送ってたが、ここにきて初めて、普通の笑顔を向ける。

「あなたの本当の名前は、何かしら?」

「え、本当の名前?」

 マイは、エアレーの言ってる意味が分からなかった。

 エアレーは、冒険者の腕輪をマイに向けるそぶりをする。

「あなたは、私の名前を知っている。でも、私は知らない。

 これって、不公平じゃない?」

 そう、エアレーはここではエアレードと名乗っている。

 マイアミンと名乗るマイの名前を、エアレーは知らない。

「確かに、不公平ね。」

 マイも、エアレーの言い分はもっともだと思った。

「いけません、マイお姉さま!」

「僕の名前は、マイよ。」

 メドーラが何かを察してマイを止めるが、間に合わなかった。


「おまえがマイかぁ!」

 エアレーの表情が憤怒の表情に変わる。

ついにストックがなくなりましたー

次のお話は、冒頭部しか出来てないですー

下手したら、明日の更新はないかもですー

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