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ハンティングらいふ。  作者: 綿もてぃ
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4:ライフルの購入と調節。

昨日のうちに正式にライセンスをもらったがライフルの調整とか肝心な物が揃っていないので今日のうちに準備をしようと思う。端末を取り出して召喚をタップする。

L115とマガジン2つ、338Lpmの文字を確認してから115を押す………。


しかし何も起きない…。


よく見ると赤字で「アンロック条件:ライセンスレベル2」とかかれている。つまり初心者では扱えないということだ。


端末のマップを開いて武器屋の位置を探す。

どうやら近くに有りそうだ。

3丁目の通りを歩いて比較的明るめな脇道にはいる。

「Guns Or rife」とかかれた店のドアをゆっくりと開ける。

まるでバーのようなカウンターが有る店内の奥にはこの店の店主がいる。ウサギやネズミのような耳を持たないが狼のような後ろ姿をしている。


カウンター席に座って飲み物を頼もうとした。


「おれはこの店の店主のドルトだ。よろしく。お嬢さん。相棒を求めに来たのかい?」

低めの声だ。


「昨日ライセンスをもらったばかりなんだ。初心者におすすめのボルトアクションライフルと2から6倍に切り替えできるスコープを1つ御願いしたい」


取り敢えず今求めているものを注文する。


そっとカウンターに置かれたものは「RugerPrecisionRifle」

5.56mmを扱うことができるボルトアクションライフルだ。精度も申し分ない物で何より比較的安めに手に入る。今のライセンスを考えたらこれが最適らしい。


「このライフルなら初心者にも扱いやすい。扱う弾種は5.56mmだ。マガジンは2つで装弾数は5発だ。護身用でハンドガンもいかがかね?M1911位がいいだろう。こっちもマガジン2つ付けよう。」


「マガジンポーチと擬態スーツはいるかい?」


「マガジンポーチ1つギリースーツはハーフサイズで3色欲しい。あと1.5~6倍まで変化できるCQBスコープをつけて欲しい。」


「分かった。全部で1万5千ルータだ。端末の召喚画面を見せてくれ。」


「わかった。」


召喚画面を見せると伝票を端末の画面に合わせて、赤色の金属板みたいなものを押し付けている。先ほどまで存在していた伝票が消えて店主が端末を操作している。どうやら伝票は特殊な紙でできていて赤色の金属板は伝票をデータにして取り込ませているらしい。まるで版画のようだ。


「毎度あり。また頼むよ。」


購入したのはいいが何も調節してないのと癖を理解していない。

そうだ。演習場で調整をしよう。


購入したRugerPrecisionRifleを召喚してケースを開ける。

薬室にボルトを挿入してからストックに部分に取り付ける。スコープを取り付けてアイレリーフと頬付けプレートの位置を確認する。ボルトの滑りをよくするため潤滑油を1、2滴垂らして全体的にならす。

空のマガジンにダミーカートを入れて装填する。排莢することを確認したら5.56mmを5発入れたマガジンを差し込む。

射撃時に耳を守るためイヤーカフをする。


「早く慣れないとな。」


まだこの世界に来てこの身体に慣れてないため耳の位置に違和感しかない。あと気持ち背が低くなったのと嗅覚、聴覚が優れているらしい。


ボルトハンドルを跳ね上げてボルトを引っ張る。

真鍮製の薬莢が輝き、5.56mmが顔を見せる。

引っ張ったボルトを押し込み5.56mmを薬室に送り込み、跳ね上げたボルトハンドルを降ろす。

木製の的に向けて照準を合わせる。

実際の距離を想定して300m。

風速と風向を気にしないで撃てるので距離のみを合わせる。

スコープの倍率を3倍にして300mのメモリを標的の中心に合わせ覗き込む。

トリガーに指を掛けて深呼吸して息を止める。

腕による銃身のブレが止まった瞬間にトリガーを引く。


タァン!


乾いた音が響き、強めの反動が肩に当たる。


1つの小さな穴が木製の的の中心を射ぬいた。

薬莢の排出を静かに行い再度5.56mmを送り込む。


タァン!


今度は木製の的の端を狙った。


ボルトの滑りや癖を少し覚えるため残りの3発を打ち切る。


RugerPrecisionRifleの調節はこれくらいにしよう。

弾薬の消費が勿体無いので撃ちすぎはよくない。


護身用で買ったM1911の調節も行う。


マガジンの抜き差しを行いマガジンストップが掛かることを確認する。

スライドを引き、弾が中にないことを確認する。

トリガーを一度引き、ハンマーが落ちたことを確かめて今度はスライドを引ききる。

スライドの特定の窪みとスライドストップを合わせてスライドストップを抜き取る。

抜き取ったらスライドを本体を抜き取る。

潤滑油を各箇所に少し垂らしてもとに戻す。

45口径弾を3発マガジンに入れて、M1911にマガジンを差し込む。

スライドを引き、初弾が装填される。


50mの距離で合わせてゆっくりとトリガーを引く。


ダン!


少し重めの音を響かせる。


ダン!ダン!


45口径弾が木製の的を砕く。



まるでグアムとかのシューティングレンジで撃ってる感じがした。



「こんなもんでいいか。」


ライフルとハンドガンをもとに戻して端末画面の召喚をタップする。

RugerPrecisionRifleとM1911の項目を選択して回収をタップする。


すると召喚したライフルが消えて無くなった。


「本当に便利だなぁ。」


感心しかない。

本来、ハンターというのはライフルと現地の気候に対応するための衣服等の一式を全て持ち込まないといけないが召喚機能なら全てを現地で出せばいい。


「明日あたり狩りに行くか。」


どんな獲物がいるのか、またどのように狩ればいいのかがまだわからないからな。

図鑑とかも調べないとな。


まだ続きます。

綿もてぃです。

これからもよろしく御願いします。

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