プロローグ
初投稿です。初めて書く小説なので不出来なところが沢山あると思いますが暖かく見守って貰えると嬉しいです
「世界初のフルダイブ型VRゲームをまさか買えるとはな」
『Get rid of nightmares online』
日本のとある企業が作り上げた世界で唯一のフルダイブ型VRゲームで所謂VRMMORPGと呼ばれるやつだ。魂やら精神やらの何かをダイブさせるらしいが詳しくはないので省くとする。
ここで重要なのがこのゲームの初回購入希望者の数だ。なんとその数3000万を超えるらしい。初回発売は10万なので競争倍率300倍以上だ。また生産が追いついていないのもあり日本国内のみでの発売で当然ながら日本でしかプレイできない。そのため買えるかも分からないこのゲームをやるためだけに日本に移住しに来る外国人が増えてニュースにもなっていたくらいだ。
また告知もなしにやっていたβテストに参加したという人達からの評判により注目度が高いのもあるだろう。
曰く、そこにはもうひとつの世界が広がっていて、二次元補正がかかっているのにリアルっぽい風景である
曰く、住人は現実の人と区別のつかないほど自然に生きている
と
この住人とはNPCのことであるがNPCというのは住人達にとっての差別用語でもあるらしいので使わないように気をつけなければいけない。隠しパラメータの好感度などにも響いてくるだろうしね。ちなみに俺も含めたプレイヤーは夢の使者と呼ばれているらしい。まぁβテスター達は夢の使者と呼ばれる意味を入手出来なくて何故夢の使者なのかは分からないけどね。
と、まぁ説明はここら辺でやめて?…………誰に説明してたんだ?何かこれ以上はいけないと本能が言っている気がするから気にしないことにしよう。
「まぁサービス開始は明後日だし初期登録に、アバター設定でもしますかね」
そう独り言を零しながらダイブに必要な被り物などを接続していく。サービス開始は明後日の土曜日だから学校のある俺でも参加出来る。ありがたい。余談だが結構コンパクトで重さも1キロもなさそうなんだよな。やはり謎だ。
と、どうでもいいことを考えながら設置をしていきいざダイブ。そしてそこで意識が途切れた。
意識が戻ると辺り一面、白いような黒いような感じのする殺風景が続いていた。
ここで設定をするらしい。すると自分の姿を映した鏡のようなものと色々な色リストが目の前に現れ『アバターの設定をしてください。』という文字も出てきた。このアバター設定は現実の体をベースにする。変えすぎると日常生活に異常が起きる可能性が高いからだ。また身長はある程度自由に変えられるが容姿や体型はあまり変えれない。
「とりあえず目は明るすぎない青にして、髪は………白髪かな」
目の色と髪の色を変えさらにちょっと髪を伸ばしておく。
「ふむ、やはりちょっと弄っただけで印象も変わるな」
そのままちょっとずつ変えていく。身バレは良くないしね。
そしてできたのが身長158cmと少し低めで青眼白髪のアバターだ。個人的にはちょっと気に入っている。決してナルシストとかではない。断じてない。白髪にはちょっとした憧れがあったんだよぉ。かっこよくない?
「まぁ、これでいいでしょう。PNも決めておきますか。後で決めてその名前は使われてますだと考え直すのちょっと面倒だし」
そして空白の名前欄に1文字づつ『ソラン』と入力していく。これで決定、っと。
すると目の前に『名前を『ソラン』に決定しますか?決定後名前を変更するとアバター情報も初期化されます。よろしいですか?Yes/No』という文字がでてきた。俺は迷いなくYesを押す。
『アバター情報とPNを決定しました』という文字をちゃんと確認する。
「これでよし。あと何しよう、もうやることがない。大人しく明後日まで待ちますかね」
PN:ソラン Lv――
スキル:
どう書こうかは決めていたけどプロローグ?決めてなかったのでおかしい所があるかもしれません。
一応主人公は高校生という設定です。作中に説明しようと思ってたけど書きにくかった。