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東方幻双夢  作者: クシャルト
完結編 第拾壱章 神女覚醒
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第百二十九話

 懐夢が喰荊樹へ飛び込んだ後、<黒獣(マモノ)>達は突如として動きを止めて、一同に一方的に倒されていった。まるで司令塔を占拠されて戦意を喪失した兵のように動かなくなった<黒獣(マモノ)>達を全て倒した後に、一同は<黒獣(マモノ)>だけではなく、喰荊樹の蠢く<黒荊>すらもその動きを止めている事に気付き、そのうちの魔理沙が呟くように言った。


「どうなってるんだ……喰荊樹の動きが止まったぞ」


 アリスが魔理沙の隣に並ぶ。


「どういう事なの。さっき、懐夢がこの中に飛び込んで行ったみたいだけれど……」


 更に慧音が魔理沙の左隣に並ぶ。


「まさか、懐夢が霊夢の元へ届いて、喰荊樹や<黒獣(マモノ)>を止めたのか」


 その時、魔理沙はポケットの中で何かが動くような感覚を受け、その中へと手を入れた。そこにあったのは、霊紗から受け取った神器、天羽々斬の刃の欠片で、欠片は蒼い光を点滅させていた。見た事もないような欠片の動き方に、魔理沙は驚く。


「な、なんだこれ……」


 慧音が驚いたように、魔理沙に声をかける。


「魔理沙、それは一体何だ」


「霊紗が貸してくれて、懐夢が持っていった神器の欠片だよ。でも、何でこんな光を……」


 魔理沙の呟きの直後、何も言わずに天羽々斬の欠片を眺めていたアリスが何かに気付いたような表情を浮かべ、声を上げた。


「み、見て魔理沙。何か、映っているわ」


 アリスに言われて、魔理沙は欠片を凝視した。欠片は鏡のようになって、映像をその身に映し出していたのだが、その映像を目の当たりにして、魔理沙は驚いた。欠片の映像は、懐夢の映像だった。懐夢は見た事もないようなデザインの服を着て、同じく見た事もないような服を着た霊夢に膝枕をされて、穏やかに眠っていた。周りには、見た事もないような風景が広がっている。


「なんだこれ、なんだこの映像は」


 魔理沙の声を聞いた早苗が欠片に近付き、その映像を見つめて、驚きの声を上げる。


「これは……外の世界!?」


 欠片の周囲に集まる者達の注目が早苗に向けられる。

 魔理沙が早苗に問いかける。


「外の世界だと?」


「はい。懐夢くんと霊夢さんがいる、この場所は、外の世界です。でも、どうして外の世界が……」


 慧音が喰荊樹に目を向ける。


「あの中は、外の世界と繋がっているとでもいうのか」


 アリスが首を横に振る。


「そんなはずはないわ。だって、懐夢の感じが何だか違うわ」


 魔理沙はアリスに顔を向ける。


「懐夢の感じが違うだと」


「えぇ。懐夢、まるで本当の家族みたいに霊夢に甘えているもの。あの二人は確かに家族かもしれないけれど、あくまで養子関係だし、第一こんな短時間で外の世界に旅立ったなんて考えられないわ」


 その時、魔理沙はふと喰荊樹の性質を思い出した。

 喰荊樹の正体は暴走した霊夢と博麗の巫女達の心の『花』……その中に入り込むという事は、彼女達の心や記憶に干渉をするという事だ。もし、懐夢が干渉を試みた結果、逆に干渉されて、記憶や心に本来とは違う記憶を流し込まれたのだとすれば……これは懐夢が『花』に記憶と心を侵食されている映像なのかもしれない。


「『花』だ……『花』が、霊夢の心が、懐夢の事を喰おうとしてるんだ! この外の世界の映像は、『花』が懐夢を喰うために見せている偽の記憶なんだ!」


 魔理沙の言葉に周りの者達は驚き、慧音が慌てた様子を見せる。


「そんな……ではどうするというのだ! このままでは、懐夢が霊夢の心に辿り着けないまま、喰われてしまうぞ!」


 魔理沙は両手で欠片を握り締め、映像に向かって叫んだ。


「懐夢、目を覚ませ! そこはお前の世界じゃない、『花』が見せる悪夢だ! お前の世界は、幻想郷だ!!」


 慧音が続けて叫ぶ。


「早く起きろ懐夢! お前まで『花』に呑み込まれてどうするのだ! お前は、霊夢を助けるためにそこに行ったんじゃないのか!」


 アリスが叫ぶ。


「しっかりなさい懐夢! 霊夢を救えるのは、幻想郷を救えるのは貴方だけなのよ! 貴方が死んだら、みんな死んじゃうのよ!」


 早苗が叫ぶ。


「懐夢くん、そこは貴方の世界ではありません! 早く目を覚ましてください!」


 映像の様子は変化を見せない。どうやら、欠片に叫んでも意味がないようだ。

 気付いた魔理沙は喰荊樹に目を向け、一同に向かって叫んだ。


「みんな、懐夢を呼び掛けてくれ! あいつ、このままじゃ喰荊樹に呑み込まれちまう! みんなの声で、懐夢を起こしてやるんだ!」


 魔理沙の号令は瞬く間に一同の耳に伝わり、そのうちの一人であるチルノが突然、喰荊樹に向かって叫び始めた。


「懐夢――! 死んだら許さないぞ――! またあたいと遊ぶために戻って来い――!!」


 続けて、大妖精が叫ぶ。


「私達はみんな、貴方を信じています! だから早く霊夢さんと一緒に帰って来て!!」


 ミスティアが叫ぶ。


「私、また懐夢と遊びたい! 懐夢に屋台料理を食べてもらいたい! 早く、早く戻ってきて懐夢!!」


 ルーミアが叫ぶ。


「懐夢、目を覚まして! 私、もっと懐夢と話がしたい! 私に本当のことを教えてくれた懐夢と!!」


 普段穏やかな白蓮も、叫ぶ。


「懐夢しっかりしてください! 貴方ほどの優しい人なら、霊夢の心を開く事だって出来るはずです!!」


 ナズーリンが叫ぶ。


「坊主! 死ぬ事は許さないぞ! 帰ってきたら祝ってやるから、早く戻ってこい!!」


 妹紅が叫ぶ。


「お前ならそこから出れる! 早く戻れ、懐夢!!」


 文が叫ぶ。


「貴方が帰ってきたら、貴方の事だけを書いた新聞を発行します! 早く帰って来てください、懐夢さん!!」


 普段冷静な幽香も、叫ぶ。


「懐夢、生きて帰りなさい! 戻ってきたら、とびっきり綺麗な花畑を見せてあげる! だから死ぬ事は許さない!!」


 萃香が叫ぶ。


「帰ってきたらみんなで呑む! 宴会のためにも、帰ってこい懐夢! お前がいなきゃ始まらないんだ!!」


 レミリアが叫ぶ。


「しっかりしてよ懐夢! 私の友達で居続けたいなら、戻って来てよ!!」


 フランドールが叫ぶ。


「あたし、もっと懐夢と遊びたいよ! だから、帰って来て懐夢!!」


 咲夜が叫ぶ。


「貴方が死んでしまったらお嬢様が悲しむし、私も悲しい! 生きて、懐夢!!」


 パチュリーが叫ぶ。


「貴方なら戻って来れるわ! 霊夢と一緒に戻って来なさい、懐夢!!」


 妖夢が叫ぶ。


「私はまた君と剣道の授業をやりたい! そのためにも死なないで、懐夢君!!」


 神奈子が叫ぶ。


「坊っちゃん、戻って来い! 坊っちゃんなら霊夢を止められる! 坊っちゃんは私達の希望なんだよ!!」


 もう一度、早苗が叫ぶ。


「戻って来て懐夢くん! そこで止まったら、霊夢さんを助けられませんよ!!」


 慧音が、喰荊樹の中の教え子へ叫ぶ。


「しっかりしろ懐夢! お前は私の可愛い教え子だ! ここで死ぬ事は許さないぞ!!」


 魔理沙が叫ぶ。


「何立ち止まってんだ懐夢! いきなり私との約束を破る気かぁ!? 霊夢を助けられるのはお前だけなんだよ! 早く霊夢を叩き起こせ!!」


 最後に、リグルが叫んだ。


「目を覚まして、懐夢――――――――――ッ!!!」


 魔理沙達に共鳴するように、喰荊樹を止めにやって来た者達全員が一斉に懐夢の名を呼び、その声は一つ残らず喰荊樹の中へと吸い込まれていった。





      *




 思わず目を開けた。吃驚したようなお姉ちゃんの表情が見える。

 今、呼ばれたような気がする。それも、かなりの大勢に、呼ばれた気がする。今のは、夢だったのかな……。


「どうしたの、懐夢。なんだか飛び起きたように見えたけれど」


 お姉ちゃんの顔に心配そうな表情が浮かぶ。それに答えようとしたその時、またぼくを呼ぶ声が聞こえてきた。

 夢じゃない。何かが確かにぼくの事を呼んでいる。この声は、二回から聞こえてきているのか。

 お姉ちゃんの膝枕から身体を起こして、ソファから降りる。お姉ちゃんがぼくに声をかける。


「懐夢、どこへいくの」


 何も答えずに、ぼくはリビングを出て階段を駆け上がり、自分の部屋に入り込んで、驚いた。

 いつものぼくの部屋のテーブルの上に、見た事がないものが置かれている。まるで、ゲームの中の勇者がストーリーの終盤で入手するような、青い刀身で、金色の装飾が付けられた両刃の剣。初めて見る、剣。でもぼくは、どこかでこれを見た事があるような気がしてならなかった。始めてみるはずなのに、どこかですでに一度見た事があるような、そんな気が。


 その時、また耳にぼくを呼ぶ声が聞こえてきた。周りを見てみるけれど、どこにも人はいないし、お姉ちゃんも下の階にいる。でも、声は確かに聞こえてくる。一体誰がぼくを呼んでいるんだろう。

 そう思ってテーブルの上の剣に目を向けた時に、ぼくは気付いた。声は、この剣から聞こえてきている。音声を発する剣……玩具か何かなのかなこれ。


 普通、玩具やレプリカの剣は、プラスチックに銀鍍金(メッキ)を塗ったものが多い。この剣の場合は、青色を混ぜた鍍金を塗ったと思うんだけれど……それにしてはよく出来過ぎている。もう、レプリカとは思えないくらいにリアルで、本物みたいな剣だ。


「でも、誰がこんなものを……」


 呟いて、ぼくは不思議な剣に手を伸ばした……次の瞬間、ぼくは思わず手を止めた。

 今、頭の中に何かが浮かんだ。ここじゃない世界が見えたような気がする。そしてぼくは、そこで暮らしていたような、気がする。でも、どうしてこんなものが見えたのかは、わからない。

 これに触れば、それがもっとわかるような気がする。これにさえ触れてしまえば……何かを思い出すような、そんな気がする。


 今まで体験した事が無いような欲求に駆られて、ぼくはもう一度、青い刀身の不思議な剣に手を伸ばした。そして、不思議な青い剣の柄に触れようとしたその時、ぼくの手は突然動きを止めた。動かそうとしても動こうとしない。よく見てみたら、腕を何かに掴まれていて、強く掴まれている感覚が走っていた。これは……お姉ちゃんの手?

 ぼくは咄嗟に腕を掴んでいる手の根元に目を向けた。そこには思ったとおりお姉ちゃんがいた。いたのだけれど……お姉ちゃんの顔にはこれまで見た事が無いような、何もない表情が浮かんでいた。


「お……姉……ちゃん……?」


 お姉ちゃんはそっとぼくの腕を離すと、そのままぼくの身体をすっぽりと抱き締めた。お姉ちゃんの胸に顔が埋まり、お姉ちゃんの温度で身体が一気に温かくなる。


「お姉ちゃん?」


 お姉ちゃんはか細い声で言った。


「そんなの触ったら、怪我しちゃうよ懐夢」


 お姉ちゃんの抱き締める力が強くなる。


「私、もう貴方に怪我をしてもらいたくないの。だから、そんな危ない事をするのは止めて、懐夢。お姉ちゃんからのお願いよ――」


 お姉ちゃんに抱き締められて、柔らかさと温かさに包まれていると、また眠気が来た。

 一気に意識が薄くなって、瞼がすごく重く感じる。今にも、寝入ってしまいそうだ。


「お姉ちゃん……お……姉……ちゃん……」


 ソファの時と同じように、一気に意識が薄くなり、ぼくはお姉ちゃんに抱き締められたまま、眠りに入ってしまった。



「目を覚まして、懐夢――――――――――ッ!!!」



 と思ったその時だった。また剣から声が聞こえてきて、ぼくの眠気は吹っ飛んだ。

 やっぱりぼくは呼ばれている。あの剣は、ぼくを呼んでいる。お姉ちゃんに止められてるけれど……ぼくはあの剣を、触らなきゃいけない!

 お姉ちゃんを悲しませる事になるけれど……ぼくは、あの剣に触れて、思い出さなければならない事があるんだ!


「お姉ちゃん、ごめんなさいっ!!」


 咄嗟にお姉ちゃんの手を振り払い、突き飛ばす。そのままくるんと身体を翻して、不思議な剣の柄に手を伸ばした。


「懐夢、駄目ぇ!!」


 今まで無視した事のない、お姉ちゃんの声。それを今、ぼくは無視をする。そうでもしなきゃ、この剣に触れる事は出来ない。知らなきゃいけない事を知る事が出来ないのだから。

 そして、ぼくの手は不思議な剣の柄に触れ、そのまま不思議な剣を握り締めた。次の瞬間、さっきよりも強い衝撃が頭の中に走り、様々な記憶が一斉に蘇った。


 そうだ……ぼくはこんな世界に生まれた人じゃない。ぼくが生まれたのは大蛇里っていう山奥にある里。そして、その里がある世界の名前は幻想郷。ぼくはつい最近大蛇里を失って、博麗神社っていう神社に住む事になった。そして博麗神社には、博麗の巫女って呼ばれる女の人、博麗霊夢って人がいて、ぼくはその人と家族になった。

 幻想郷は今、霊夢が出現させた喰荊樹っていう強大な樹に食べられそうになっているという危機に立たされている。それを止めるために、それを生み出している霊夢を助けるために、ぼくは喰荊樹の中へ飛び込んだ。

 この剣……天羽々斬を持って。

 ようやく、思い出す事が出来た。


 ぼくは天羽々斬を持って、ゆっくりと振り返った。そこにはぼくに突き飛ばされて呆然としている霊夢がいる。喰荊樹を出現させてその中に閉じこもってしまった、ぼくの家族。


「……霊夢。迎えに来たよ」


 霊夢は首を傾げる。


「な、何を言ってるの懐夢。どうしてお姉ちゃんって呼んでくれないの」


「違うよ。ぼくは本当は霊夢の弟じゃないし、霊夢はぼくのお姉ちゃんじゃない」


「な、何を言って……」


 ぼくは辺りを見回した。ぼく達の暮らす世界はこんなんじゃない。こんなに便利な道具も、灯りも、暖かさもない。いや、寧ろこんなに便利な道具に溢れた世界よりも、もっと暖かい世界。


 そうじゃないこの世界は……喰荊樹の悪夢の中だ!


 思い切り息を吸い込み、胸がいっぱいになったところで、ぼくは叫んだ。


「消えろ――――――――!!!」




 叫んだ瞬間、周囲の風景がまるで硝子のように砕け、ばらばらになって消えた。それと同時に、荊で形成された黒い壁と、黒い床の二つが特徴的な広場が姿を現し、懐夢の服装は外の世界のものだと思われる服から、いつも身に着けている白い服と水色のズボンに戻った。そして、目の前にいたはずの霊夢はいつの間にか姿を消していた。


「霊夢!?」


 どこへ行った――そう思って振り返ったところで、懐夢は驚いた。

 広場の奥の方に、霊夢はいた。しかし、霊夢は黒紫色の服を身に纏い、髪の毛が生気を感じさせないような真っ白に変色し、肌のいたるところから黒い花の模様が浮かび上がっている、左目の白目が黒く、瞳が両目とも紅く染まっていて、背中から十二本の黒くて太い荊を生やしている異形へと姿を変えていた。


 あまりに変わり果てた姿の霊夢に、懐夢はごくりと息を呑んだが、すぐに首を横に振って気を取り直した。そうだ、あんな姿になろうとも、あれは霊夢だ。今までよくしてくれて、最後には家なし人の自分を家族にしてくれた、博麗霊夢だ。


「霊夢、迎えに来たよ!」


 霊夢の背中から生える荊の先端が、全て懐夢へと向けられた。

 その様子から、懐夢は霊夢から敵意を受けている事にすぐに気が付いた。


「ぼくですら、霊夢は攻撃したいって思っているの」


 霊夢は何も言わず、無表情のまま懐夢の事を見ていたが、全ての荊の先端は懐夢の身体へと向けられている。恐らく、何を言ったところで霊夢はあの荊を下げたりはしないだろう。もう、聞く耳を持ってなどいない。


「ぼくは霊夢と戦いたくなんかない。でも、霊夢は止めないんだろうね」


 懐夢は深呼吸をした。博麗霊夢は幻想郷最強の存在。戦っても勝てる見込みはないに等しいかもしれない。

 でも戦わなきゃ、霊夢はこのまま喰荊樹を動かし続けて、幻想郷に破滅を与えるだろう。霊夢の手で幻想郷が破壊され、皆が殺されるなんていう事は、絶対に阻止しなければならない。


 懐夢は腹から湧き上がる震えを抑え込むと、天羽々斬を両手で構えた。同時に、懐夢の周囲に二つの陰陽玉が出現する。――霊紗と紫、二人の師匠が教えてくれた博麗の巫女に近しい力。これをぶつけて、霊夢を元の霊夢へ戻す。

 それしかない。幻想郷を、霊夢を助けるには、それしか方法がない。


(おかあさん……おとうさん……ぼくに、力を貸して!)


 懐夢は心の中で呟くと、かっと目を開いて、霊夢へ叫んだ。


「いくよ、霊夢!!」


 懐夢が叫んだのと同時に、白と黒紫色の染まった陰陽玉が七つ、霊夢の周囲に出現した。



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