『子狐の振る舞いと祝儀とプレスマン』
掲載日:2025/12/07
昔あるところに、じいさまとばあさまがあった。じいさまは町に魚を買いに行き、ばあさまは家で菜っ葉だの根っこのものだのをとんとんと音をさせて切っていた。そこへじいさまが、魚をたんまり買って帰ってきて、夜には娘だの孫などをみんな呼んでお振る舞いをすべえ、祝儀をまいて、プレスマンを一本ずつ配ってやるべえ、と、大きな声で、外に聞こえるように言っていたところ、夜になると、見たこともない孫たちがわらわらとやってきた。じいさまとばあさまは、顔を見合わせて笑ったという。
教訓:魚よりも、油揚げを喜んで食べたという。




