オマケ:第三章 肆
タイトル『4つ目』
視点:林藤 樹雄
登場人物:林藤の彼女・艶・夢幻
目を閉じれば、思い出す。
心は、あの日に囚われたまま。
なのに……
色あせる事などないと信じていた想いも、年月に逆らえないのだと身に沁みる。
『樹雄……好きよ、疑わないで……例え、あなたの前から消えても』
忘れなどしない。
自分の記憶から消さない……
君が死んだと聞いた時、決意したんだ。
死体を見ていない俺は、君が生きていると信じ……真実を探す。
神隠村……謎に包まれ、人を寄せ付けない場所……
仕事も、君を探せる職を選んだ。
警察署の資料にも、真実を追求するために没頭した。
俺の命を削っても構わない。
知りたい……君が生きているのか……
生きていると信じて……
村の近くで、女子高生を見かけた。
村の子だろう……もしかすると、何かを知っているかもしれない。
「あの、ちょっと……話を聞きたいんだけど」
彼女の事を知りたいと、引き留めたが……
視線が合わず、警戒心だけじゃない。
人見知りレベルじゃない怯え方で、逃げられた。
自分の中に、希望が増えていく。
きっと、彼女が生きていて……それを、あの子は知っているんだと。
村は、隠しているんだ……真実を。
彼女が生きている事実を……
村の隠ぺいを覆してやる。
それが正義……悪は許さない……
村への山道で、あの女子高生を待ち伏せた。
俺の姿を見て、逃げるのが許せずに必死で追いかける……
女子高生は行方不明になり……
俺は、死亡届が出されたのを知る。
捜索願の出された前日に会っていた彼氏……
夢幻には常に、アリバイのように時間が付いて回った。
「エン……が?」
その表情には、既視感があった。
俺と同じ……コイツなら、俺の気持ちを分かってくれる。
真実を探すのも協力してくれる……事実は……
end
これは何かの企画で、他の短編と一緒に書いた記憶。
あれ?思った結末じゃない……
どこかにまだ、眠っているんだろうか(遠い目)
肆と伍は短編で、流れや犯人は決まっている。
これもきっと……いつか書くに違いない(遠い目)




