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②殺人輪舞の夢を観る  作者: 邑 紫貴


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オマケ:第三章 肆

タイトル『4つ目』

視点:林藤りんどう 樹雄みきお

登場人物:林藤の彼女・えん夢幻むげん



目を閉じれば、思い出す。

心は、あの日に囚われたまま。

なのに……

色あせる事などないと信じていた想いも、年月に逆らえないのだと身に沁みる。


『樹雄……好きよ、疑わないで……例え、あなたの前から消えても』


忘れなどしない。

自分の記憶から消さない……

君が死んだと聞いた時、決意したんだ。

死体を見ていない俺は、君が生きていると信じ……真実を探す。

神隠村……謎に包まれ、人を寄せ付けない場所……

仕事も、君を探せる職を選んだ。

警察署の資料にも、真実を追求するために没頭した。

俺の命を削っても構わない。

知りたい……君が生きているのか……

生きていると信じて……



村の近くで、女子高生を見かけた。

村の子だろう……もしかすると、何かを知っているかもしれない。

「あの、ちょっと……話を聞きたいんだけど」

彼女の事を知りたいと、引き留めたが……

視線が合わず、警戒心だけじゃない。

人見知りレベルじゃない怯え方で、逃げられた。


自分の中に、希望が増えていく。

きっと、彼女が生きていて……それを、あの子は知っているんだと。

村は、隠しているんだ……真実を。

彼女が生きている事実を……

村の隠ぺいを覆してやる。

それが正義……悪は許さない……


村への山道で、あの女子高生を待ち伏せた。

俺の姿を見て、逃げるのが許せずに必死で追いかける……


女子高生は行方不明になり……

俺は、死亡届が出されたのを知る。

捜索願の出された前日に会っていた彼氏……

夢幻には常に、アリバイのように時間が付いて回った。


「エン……が?」


その表情には、既視感があった。

俺と同じ……コイツなら、俺の気持ちを分かってくれる。

真実を探すのも協力してくれる……事実は……





end

これは何かの企画で、他の短編と一緒に書いた記憶。

あれ?思った結末じゃない……

どこかにまだ、眠っているんだろうか(遠い目)

肆と伍は短編で、流れや犯人は決まっている。

これもきっと……いつか書くに違いない(遠い目)


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