北海道民は云う。「ヒグマ?それならこの前見たよ」
こんにちは、はせです!
突然ですが、都会で暮らしている皆様は、キツネに襲われたことはありますか?
ま、あるわけないですよね。
昨日、友達と外を歩いていたら、数頭のキツネに襲われましたw
急いで建物に駆け込んだので、怪我はありませんでしたが、ヒヤッとしました。
二つ名が「人が住んでいる動物園」(勝手に名付けました)である北海道には沢山の動物が住んでいます。キツネや鹿、シマエナガ。そして今回のエッセイの主人公である『ヒグマ』も沢山住んでいます。
北海道や全国でも度々話題になっているヒグマは北海道にたくさんいます。約3000頭が住んでいるとも言われているほど、北海道は動物と共存している町です。
しかし、「ヒグマを目撃する人って少ないんでしょう?」と思っている方は多いと思います。
そう思うなら定山渓と呼ばれる札幌市の観光地に来てみて下さい。現地住民は一度はヒグマの姿を目撃したことがあるでしょう。
私の友達でそのあたりに住んでいる人は、歩いた場所に、15分後ヒグマが出没したり、猟友会がヒグマを殺している所を遠くから見たという人までいます。
以下の情景を少し想像してみて下さい。
あなたは北海道に旅行に行きました。
ニセコで楽しくハイキングをしていると、草むらからガサゴソと音が鳴っています。
「何だ?」
恐る恐るそちらを覗くと...
「ヒグマが現れました!」
さて、これがゲームだったら、攻撃するか逃げるしかないですね。
一部の人間ではない方々は攻撃するかもしれませんが、驚いた貴方はきっと逃げることでしょう。ヒグマに背を向けて、全速力でヒグマから逃げます。
「Game Over」
残念でした。ヒグマに追いつかれ、食べられていることでしょう。ヒグマは最高時速60kmで走ることが出来ます。残念ながら、我々人間は世界記録を更新しても、ヒグマから逃げ切ることは出来ません。
では戦うべきなのか?
なんと戦って勝利した方がいらっしゃるのです。その方は何と「一般の女子中学生」です!
家族でキャンプに来ていた女子中学生は朝の4時頃にテントを叩いてくる黒い影を目にしました。それは妹のいたずらだと思い、全力のドロップキックで応戦。そして黒い影は逃げていったのですが、なんとそれはヒグマだったという出来事です!
傍から見たら面白いですが、逃げていく影がヒグマだとわかった時には、恐怖を感じたことでしょうね。しかし、そんな極稀なケースはなかなか起きません。そのため、我々道民は山に入る時に、ヒグマ対策をしていきます。
それは、
「ベル」と「スプレー」です!
ベルとスプレー?
疑問に思った方も沢山いるでしょうが、それが最も効果的なヒグマ対策なのです。
ヒグマは一般的に人間を避ける傾向にあります。そのため、ベルを鳴らすことで、人間の存在をヒグマに認知させ、近づけないようにするのです。
また、もしヒグマに出会ってしまったときにスプレーを使用します。スプレーの成分はヒグマが嫌う「香辛料」です。香辛料を振りかけることで、催眠スプレーの効果が働き、一時的にヒグマの動きを止める事ができます。その間に、背を向けず、ゆっくりとヒグマから離れていくことが重要です。
このような知識を道産子は小学校で教わります。そのため、道民は毎日のようにヒグマが現れても、落ち着いて対処することが出来るので、ヒグマから攻撃されても死に至るケースは多くありません。
ただ、この情報を知らない本州から引っ越してきた人や、旅行客がヒグマの被害にあう事故が後を経ちません。そのため、北海道へ旅行に来る際には、ヒグマの正しい情報を身につけてから来ると、安心して楽しめるでしょう。
読んでいただき、ありがとうございました!
「面白かった!」と思った方は、評価よろしくお願いします!
これは旅行シーズンが始まる前に投稿するべきだったなと後悔しています。