貧しい国専用の「COVAXワクチン」をもらう日本、WHOからも批判される
貧しい国への援助「COVAXワクチン」をもらう日本、元医師が「国際的恥さらし」と批判
https://www.recordchina.co.jp/newsinfo.php?id=864024
日本メディア・日本経済によると、主に貧しい国に無償で提供される新型コロナウイルス感染症のワクチン支援を日本が受けることになり、物議を醸している。
元医師が自身のFacebookで共有した資料によると、日本はブータン、パレスチナなどと共に、ワクチン共同調達の国際枠組み「COVAX」を通じ、ワクチン支援を受ける。COVAXは、世界保健機関(WHO)などが共同でワクチンの公正配分のために運営。参加国が拠出した費用で製薬会社とワクチンの購入契約を結び、開発完了後にワクチンを供給する。日本政府は昨年8月に参加意向書を提出しており、人口の20%水準となる1000万人分の配分を受けている。
記事によると、COVAXは「先進国のワクチン共同購入」と「先進国が拠出した資金での開発途上国へのワクチン供給」のツートラックとなっているが、当初の趣旨が貧しい国への無償・低価格でのワクチン支援だっただけに、財政的余裕のある先進国が自国供給向けにワクチンを求めることについては「やや不適切だ」との指摘が出ているという。韓国や英国はCOVAXワクチン供給を受けないことを決めたが、受け取るとしているカナダの場合、自国内でも批判の声が上がっている。
WHOは3日、COVAXワクチンの初回供給計画を発表した。1~3月期に米ファイザーのワクチンを受け取るのはほとんどが開発途上国で、18カ国のうちモルディブを除くと、国内総生産(GDP)が1万ドル(約105万円)を超える国はないという。
記事は「日本だけが3万ドルを超える先進国に該当する」と指摘している。