終わらない物語
初投稿の初作品。
完全処女作となっております。
自己満足で書いてますので、温かい目で見守っていた力と幸いです。
モグモグモグモグ…
「俺は今何を食べているんだ?」
モグモグモグモグ…
こんな変な状況になったのかというと、遡ること、ほんの数時間前。
俺は友達のニッシーと戦っていた。
え、ニッシーが誰かって?
それはあれだ。大親友の西田守だ。
超イケメンで超優男のムカつくやつ。
いいやつだけどね。
…………地雷女付きじゃなければ。
東井菜月。
その地雷女はニッシーの元かのだった。
つい先日、なつきは俺の元へ駆け込んできて言った。
「ニッシーの野郎に結婚詐欺された!悔しい!!お願い俺くん!ニッシーを殺して!!!」
そう、俺は殺し屋だ。まさか親友のニッシーを殺すことになるとは……
親友を手にかけることはしたくない。
したくない、が。
仕事は仕事だ。自分の周りの人間のため、家族の為にも、依頼はこなさなければならない。
覚悟はできている。これまでも何人もの人間を闇に葬ってきた。
親友だから、と見逃してやるわけにはいかない。
どんな悪人も誰かにとっての悪人であり、善人であるのだから。
誰かに恨まれている以上、何かをしたことに変わりはないのだ。
そう心を決め、午前2時を回る頃、彼の家へと向かう。
ニッシーは今一人暮らしだ。
父親と母親は25年記念日の結婚旅行に行って今は家にいないはずだ。
ニッシーは今寝ているなら勝算は十分ある。
本当は殺したくないけど、俺は殺し屋組織に勤めている。
依頼はしっかりこなさないと逆に俺が「あのお方」に殺される。
そう思いながらニッシーの家の鍵を開けて入った。
次の瞬間
「やあ北上!!」 ニッシーが勢いよく挨拶してきた。
「(げっ!)こっそり殺そうと思ったのに」
「ん?殺す....?」
「あ」
な、なんでこいつは起きているんだ……???
たしかに俺は寝たのを確認してから入った。
俺の気配感知能力は組織の中でもトップレベルのものなはず。
喧嘩が強いとはいえあくまで一般人が偽装できるものじゃない!!!!!!
「どうして起きてるんだ……???」
疑問を隠せず、つい聞いてしまった。
すると彼は答えた。
「ナツから聞いたんだ。
今日の夜、お前が来るって。出迎えのサプライズをした方がいいって言われてな」
ナツ………!?
なんでだ?俺のこの作戦は俺しか知らないはず!
だが、まぁいい。
やるべきは依頼だ。
「すまん、ニッシー。
悪いがこうなった以上お前を倒して殺さねばならないようだ。
これはお前がなんと言おうと、おれの使命だからな。
今まで楽しかったぞ。
ありがとう。さようならだ。」
その瞬間、俺は自分の腰にかけていた消音機付きの拳銃を持ち、引き金を引く。
ニッシーの頭に当たったのを確認し、
弔うために近づいた。
!?
続きも書くので、読んでって下さい!