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まとめ7-1 偽証の審理とは(第115~154話)
偽証の審理とは
白雪姫蘇生の瞬間に関する審理で、第76~80話(第四の殺人未遂の審理)での王子の証言と、第91~96話(白雪姫蘇生の瞬間の審理)でのメイドの証言に、弁護側が疑いを抱き、その証言が偽証か否かを審理する。
理香は、メイドの証言が偽証を強要されていると自白していると主張している(第98話)。
一方、白雪姫蘇生の瞬間における王子とメイドの証言は整合性が取れていて、一見問題があるようには見えない。
だが、本件審理前に検察から報告された内容により、弁護側のみならず、検察側も、王子とメイドの証言が怪しいと考え始めている。
そして、第122話でメイドは自分が証言した「棺の運び手」5名の件と、白雪姫の口からりんごの芯が飛び出してきたのを目撃した、という証言が偽証であることを認めた。
ところが、王子はメイドが偽証したと認めている事実を無視して証言したため、検察側が審理中断を要請。王子とメイドを同時に尋問することを提案し、偽証の審理は、完結することなく終了することとなった。