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モモタロウ  作者: 110
2/11

狂った、イヌ

「ん?誰だっけ?」


蒼真と白鳥の出会い。


「今日からこのクラスにきた、超イケメンの蒼真くん。」


「そーなんだ。ん?どっかで見たことあるよーな。」


「、、、。」


「ま、いっか♪男に興味ないしwwてか体育♪柔道♪柔道♪」


「純平ホント柔道はまってんねー。ホント凄いよお前って。」


「打倒、哲二(てつじ)だから♪」


「柔道部史上最強って言われてるアイツ?!いやいや、無理でしょwでも純平ならやれそうだね。」


そんな会話しながら白鳥とクラスメイトは、

柔道場のある武道館に行ってしまった。


「、、、。」


(なんだアイツ。気に食わねえ。)


蒼真の白鳥の第一印象は、気に食わねえだった。

取り巻いていた女の子もシカトして、蒼真は授業も受けず、どっかに消えてしまった。


それから今日は、誰も蒼真の姿を見ることはなかった。


「蒼真くん、帰ったのかな?」


「なんかちょっと近寄り難いオーラ出してるよね。」


「めちゃくちゃヤンチャしてた人だったりして」


「だったらここの編入試験通らないでしょー」


「だよね。」


その日は帰ったけど、次の日からまた普通に登校していた蒼真。

登校してきた蒼真の目に入ってきたのは、

朝練でサッカーをしている、

いやでも目につく白髪(はくはつ)パーマの白鳥。


「、、、。」


気にはとめないで、そのまま学校に入っていく蒼真。

授業の時間になっても、前の席の白鳥は一向に現れない。

そんな事も対して気にはとめなかった。


次の日。


「、、、?」


登校する蒼真の目に入る、

パーマ野郎、白鳥。

野球のユニフォームを着て走り込みしている白鳥を、蒼真はなんとなく眺めていた。

そしてまた授業が始まっても、教室には現れない白鳥だった。


「、、、。」


そしてまた次の日。

朝練でテニス部一同で、テニスの練習をしている部員の中にいる白鳥に目が行く。


「なんだコイツ。」


またも心の声が、勝手に口をついて出てしまった。

たまたまその蒼真の言葉を聞いた、蒼真のクラスメイトが、


「おはよ蒼真くん。ビックリでしょ?

純平、7つ部活掛け持ちしてんの。それで、全部レギュラーなんだよ?アイツ以上の体育会系バカいないからねw」


「、、、。」


「もともと剣道の特待生でウチに入ったみたいなんだけど、

アイツの身体能力って異常なんだよね。

掛け持ちすら非常識なのに、それがまかり通るくらい凄いやつなんだよね。」


「、、、。は。」


「ん?どうしたの蒼真くん?」


「なんでもないよ。じゃ。」


そう言って蒼真は、教室の方へと歩いていった。

蒼真の心の声は、また無意識のうちに言葉に出ていた。


「白鳥か。なんか、丁度いいや。

コイツぶっ殺して、退学してやる。」


転校生蒼真に見え隠れする闇は一体!?





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