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迫り来る人影

と、いう訳でして、数年前に見た怖い夢を思い出したので色々足したり引いたりして書いてみました!

(´・ω・`)キリッ


ではでは、どうぞ~(´ω`)ノ

 俺は昔バイクで事故を起こした。

 気が付いたら病院のベッドだったが、幸いにも大した怪我も無く、すぐに退院出来た。


 数年経ったある日の夜、仕事の帰りにいつも近道として使っている人通りの少ない道を歩いていると、前から人が歩いて来ているのが目に付いた。

 人通りが少ないとはいえ普通の道なので、歩いているのは不思議じゃない。

 しかしその人影を見た瞬間、俺は異様な寒気に襲われた。

 何か嫌な気がしたので、俺はすぐ横の道から遠回りして帰る事にした。


 しばらく歩いていると、前から人が歩いて来るのが見えた。

 俺はまた寒気に襲われその人影に違和感を覚えながら、また横道から遠回りをする事にした。


 そうして歩いていると、また前から歩いて来る人を見た時に寒気がした。

 こう何度も同じ様な事があると、流石に違和感の正体に気付いた。


 こちらに向かって来ているのが、全く同じ人物だ・・・


 かなり齢のいった少し薄汚れた雰囲気の老人が、毎回こちらに向かって歩いて来ている。

 しかも出会う度に近づいている気がする。

 いや、気がするじゃない。

 最初は人影があるな程度だったのが、今やハッキリと特徴が見える程だから間違い無く近づいている。

 俺は得も知れない恐怖を感じ、何とかすれ違わない様にと早足で遠回りを続けるが、俺が行く先々からこちらに近づいて来ていた。


 やばい・・・やばい、やばいやばいやばい!


 今や道を曲がってすぐ目に付く、十数メートルもの距離に近づいていた。

 焦る俺はちょうど近くにあった友人の家でバイクを借りて、必死に走らせる。


 次の交差点を突っ切ればすぐ家だ!

 逸る気持ちを落ち着かせようとしながら無我夢中でハンドルを握る。

 交差点の前にある道を横切った時・・・

 すぐ真横にそいつは居た。


 そして俺は交差点で事故を起こした。


 気が付いたらまた病院のベッドだった。

 ただし今回は無事とは言えず、奇跡的に生きていたものの全身不随で起き上がる事も自分で食べる事も出来なくなった。


 俺が事故を起こしたのは同じ交差点で、全く同じ位置だったらしい。

 後から聞いた話、1回目の事故の時に人が亡くなっていて、その亡くなった人があの老人だった・・・

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