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八倒

「ははははははは。

 柊くん、待たせたな苦労をかけたな!

 はなしはすべて不動産屋のおっさんから聞き出したぞ!

 なかなか盛況ではないか!

 なにかね?

 皆で引っ越し祝いでもしておるのかねっ!」

 あたりはばからぬ大声を発して入ってきたのは、柊が予想していたとおり、行方不明であったはずの社長である。


 そして、その瞬間、築四十余年、木造モルタル建て安普請アパートの二階部分の床下が抜け、柊と奈真美と奈真美の母とマスターと杜子と脇田と脱サラ食用ガエル養殖業者とその知り合いとその知り合いの連れ合いとその知り合いの連れ合いの従兄弟と社長と一抱えもある薔薇の花束と大きめの段ボール入り食用ガエルと3LDKの事務所に入っていた什器ならびに事務用品と1DKに入っていた柊の家財道具は、一団となって密輸入されたは虫類たちの上に落下した。


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