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魔法学校に入学したら、男の娘に俺の○液を提供することになった。  作者: 男の娘を孕ませてあげる会
運命の男の娘
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6

 頬に冷たい感触を感じて、俺は目を覚ました。


 ゴツゴツとしたタイルの上で寝ていたらしい。


 というか俺、なんか鏡の中に入ったような?


 上体を起こし、正面を向くと馬鹿でかい門があった。


 内心かなり動揺しつつも、視線を巡らすと、門の横の柱にアルファベットで校名が彫られていた。


「ホールウェイ、マジック、スクール……?」



 純夏の言っていた校名と一致する。


 じゃあ、ここってマジで異世界なのかよ?



 しばらく呆然と空を見上げていると、視界の端に黒い影を捉えた。


 空を飛んでいる黒い物、なんていったら大抵カラスだと思うが違った。


 空に舞っていたのは、黒い服を着て箒に跨ったヒトだった。

 典型的な魔女のイメージそのままに、今俺の上空にいる……。



「マジかよ」

思わず呟いた言葉は、おそらく誰にも聞かれずに空に溶けた。


 本当に異次元、本当に魔法学校。


 てか、これやばくねえか?


 校門の前で寝そべってた奴とか、完璧に不審者じゃねーか。



 なるべくなんでもない風を装って立ち上がり、服の埃を雑に払う。


 少し離れた木の裏に隠れて学校を観察する。

 門は優に四、五メートルはありそうで、さすがに乗り越えるのはキツいし、ものすごく目立ちそうだ。

 まさか普通に開く、なんてことはないだろうし、正面突破は無理となるとどこか脇道を探すしかないな。



「……見つけた」

「うお!?」


 侵入方法について考えを巡らせていたふいをついて声をかけられ、思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。



 振り向くと、艶のある黒髪をツインテールにした赤い目の美少女が静かに佇んでいた。


 驚く俺を見ても、目の前の少女は笑うでも落ち着かせようとするでもなく、無表情だ。


 黒いニーソックスと短いスカートに挟まれた、白くむっちりした柔らかそうな太ももにどうしても目が行ってしまう。


 いやそんなことよりも、その、そっと囁くような甘く儚げな声に聞き覚えがあった。


「俺をこっちに連れてきたのは、お前なのか?」


 少女がこくりと頷くと、その動きに合わせてツインテールが揺れた。


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