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1話目 常識というものをもちあわせない青年の末路

▼▼▼《作者目線》


 この作品はフィクションです、

 事実と異なる内容や、人間性を損なう行動が多々あるとは思いますが、ご了承ください。

▽▽▽《???視点》



──ある1人の人間が、血まみれの服を羽ばたかせながら、青々とその身を彩る大空を、ぼぉーっと眺めていた。 


 今私がいるのは、高度5400メートルあたりの、どこかの国の空の上です。



 何故こんな所に居るのかと言うと……。






──時はさかのぼること数時間前。

 まだ私が、外国行きの飛行機に乗っている時のことだったかな。


 突然、『バフゥンッ!!』という、爆発音のような音が聞こえたと思ったら、飛行機が大きく揺れて、機内は大パニック。


 飛行機の右翼部分にあるエンジンが故障したっぽくて、周りは阿鼻叫喚の嵐。


 あの損傷具合は、命を諦めるのには十分だったよ。



 いやぁ、さすがに驚いたよね。


 まさか私自身が、こんな絶体絶命の危機に陥るなんてね。



 人の本性みたいなのは、やっぱり命の危機に瀕してこそ、表に出てくるものなのかな。


 今思えば、あの時の機内の様子は、とても愉快だったよ。



 それまでの機内では、英語でお友達と楽しそうにお喋りしていたのに、突然の出来事で焦ったのか、突発的に出てきたのであろうロシア語で叫び出す、ヒステリックな女性の方や。


『Что?! Что это такое?!』



 男子高校生かと思うくらい品性のない言葉をまくし立てる、何処かの会社員かと思われる、日本語を使用している中年男性たち。


『はぁぁぁ!? なんだよこれ!? ふざけんなよ!?』

『ヤバいって!? クソがァァ!! なんで今こうなるだよぉぉぉ!!』

『死ね死ね死ねよ!! こうなったのも全部機長のせいろうがぁぁぁ!! ぶっ殺してやるぅぅぅ!!』



……これはなんて言うか、少し品がないね。



 他にも、小さく嘆きながら蹲る、身長200cmはあるだろう外国人男性や、1箇所にまとまって咽び泣く客室乗務員達。


……こう言う時一番冷静でいなきゃ行けないの君らだろうに。



 姿勢よく座席に座りながら、互いの手を握りしめ、静かに黙祷をする、貴族の様な品位のある風貌をした高齢の外国人夫婦なんかもいたりしたかな。



 私はどうしてたのかって? 辺りを見回しながら、感情をさらけ出したり、強い関係性を感じる人たちを見てニヤニヤしていた気がするよ。


 人間観察が趣味な人間なんだ………






 ………キモイとかって言わないでよ。



 まぁそこら辺で、まだ機内が騒然としている時に、やってみたいと思っていたことが頭に浮かんできてね、自衛用にと隠し持ってきた改造済みの組み立て式銃と、刃渡り10cmくらいのナイフを、他の人には見えないよう、手に持ったんだ。


 余談だけど、これらの武器を機内に持ち運ぶのには結構苦労したんだよ?


 本当は遭難を想定して刃渡り12cmくらいのサバイバルナイフを…と思ってたけど、金属探知機のせいで結局10cmのナイフくらいしか隠して持ち運べなかったし。


 どうやって誤魔化したのかだって? ダメだよ、そんな危ないこと聞いちゃ。




………秘密だよ、秘密♪


 秘密のある人間ってのは、ミステリックで魅力的に映るものだろう? ……多分。


 まぁ、魅力的云々はあまり興味が無いけれど。



 閑話休題。



 やってみたいことの話だったね。


 率直に言うと、私は一度に大量の人を殺してみたかったんだ♪

 

 皆も人生に1度くらいは、今ここで身の前のやつを『殺してやる…』とかって心の中で妄想したことくらいあるだろう?


 特に、私と同じような、厨二病真っ盛りの皆々様は、大変共感してくれると思っているよ。




 法律に裁かれろ? 自己中野郎? 人として最底?お前が死ね? バカ? アホ? ゴミカス野郎?



………なんとでも言えばいいさ。



 クフハッ♪ 残念ながら、私は自分のせいで誰かが不幸に陥ろうが、特段何かを感じることはないんだ♪




 そんなこんなで、機内の人間を殺しに行ったんだ。


 死ぬ前にやることだから、最後の晩餐みたいなものかな……晩餐は人の命ということで。


 機内の席順的に、私は最後尾から6列目と、全体で見たら後ろの方だったからね、まずは背後を取らせないように、最後尾方向の人達から殺すことに決めたんだ。



 人殺しがいるなんて分かったら、人間は本能的に排除しようするだろうからね。


 ほら、集団の中で1人だけ突出した人がいると、孤立するようになるだろう?


 それが最も酷くなった感じだよ。



 ちなみに、この飛行機は調べた限りだと、中型の飛行機で座席数は約200席、今回搭乗しているのは143人で、そのうち私の背後にいるのが19人程度、飛行機に乗った時から見ていたけど、トイレに入っていた人は皆出てきているから、途中で背後から来ることはないだろう。


 ビジネスクラスの人達は、そもそも間に壁があってここからじゃ見えないし、搭乗する際にしか観察できなかったから分かりにくいけれど、声や足音、前方と後方で振動数などでは、そこまで大きく動いていないといことはわかっている。


 飛行機がそのうち墜落するのは目に見えているし、絶望して動けなくなっている人も少なくわない。


 これほどまでに、多くの人間を一度に殺せる、そんな絶好の機会なんて、この先一生ないだろう。そもそもこの先なんて無いけど♪


『さて、やっと飛行機の揺れにも慣れてきた事だし、そろそろ動こうかな』


 こんな感じのことを考えながら、絶望に打ちひしがれながらも、生理現象には抗えない、という悔しそうな、どこか悲しそうにトイレに行く人を演じて、後方へ向かう。


 トイレ近くの座席の方へ、少し揺れた拍子に転ぶように滑り込み、大量殺戮の邪魔になりそうな、体格のいい外国人男性3人組を、声をあげさせぬまま、殺そうとする。


 まず初めに、座席の手前側に座る外国人男性の首へと、ナイフを突き立てる。

 この時、利き手ではないもう片方の手は、ナイフの刃先とは反対の、柄の部分に添えるように置き、力を加えやすくする。


 1人目が死んだ事を確認し、ナイフを引き抜く。


 引抜きざまに、もう1人の首を横に斬り開き、力を失い倒れた死体を床にしながら、動きにくい機内を上手く移動する。


 口を大きく開き、今にも声を上げそうにしている、最後の一人の、口の中に自分の左手を突っ込み、口を閉ざし、ナイフを刺し込む。

 硬い骨の部分に差し込むのははばかられるので、柔らかそうな眼球から、脳天へ向けて勢いよく突き刺し、3人組の、命の灯火が消えたのを確認する。


『いくら人体についての知識があろうと、野生動物を殺して、解体したことがあろうとも、それらとはまた違った感触を感じるものなんだね』


『何か……意思のある魂を……黄泉の国へと還している、そんな感覚がするね……♪』



 確かこの時は、生暖かい血しぶきの温度よりも、突き刺し、切り裂く時の皮膚がちぎれ筋繊維が破れて、時折邪魔をしてくる硬い筋があったことよりも、ただ何かが還っていくような、そんな感覚に夢中になっていた気がする。



 人殺しの私に偶然遭遇した、飛行機に起きた鼓動すらも理解できていなさそうな顔をした少女は、小さな肉片を纏い、血に濡れた私を見るなり、顔を青くして尻もちをついていた。


 全く、なんて失礼な子供なのだろうか。


 何も知らない、初対面の人を前にしてそんな態度を取るなんて。



 見られたことを確認した瞬間から行動を開始していたが、こんないたいけな子供を、20歳を過ぎた私が殺すのはいかがなものだろうか? と考えはした。

 けれど、たとえ純粋無垢で、自分の心に正直な女の子だろうと、どうせこの機体の中にいる以上、死に至ることは確定事項だ。


 結局、特に容赦する理由も見当たらなかったので、少女の口を手で塞ぎながら、ナイフの先端に近い位置にあった、少女の胸部、心臓へと一突き。


 先程の、脂肪の多そうな外国人男性3人組に使った後なのが悪かったのか、少しだけ切れ味が落ちているようで、少女の肉体へ突き刺す時に、小さな抵抗を感じた。


 この調子では先が思いやられるため、少女の死体が身につけている、純白の血濡れたワンピースに、ナイフの汚れを擦り付け、切れ味をある程度元に戻した。



───後は同じことの繰り返しだ。


 突き刺し、切り裂き、殴って、切り裂いて、蹴りを入れて、押さえつけてから突き刺して、反撃されそうになったから、あえて少し後ろに下がって引き込んでから、顎下から脳天までを、ナイフを上に向けて、左手を添えて串刺しにして……。


 そうして最後尾から6列目までの人を殺し尽くした。



 絶望と混乱が入り交じるカオスを体現した空間の中でも、反撃してきたり、徒党を組み始めたり、機内食のプレートを投げつけてきたりするやつも増えた……が、私が拳銃を手に持った瞬間、狂った殺人鬼を倒そうとする有象無象共の動きが……凍ったかのように、止まった。



──バァンッッ!!



 反撃をしてこようとしたやつの中で、1番面倒くさそうなやつ、簡単に表すならば指揮官タイプのやつを撃ち殺した。


 もちろん、拳銃の所持していることを明かすタイミングは殺しながらしっかりと考えていたさ。


 安心してくれ、1度やると決めたことには全力で取り組むタイプなんだ。



──現在殺した人数は56人。



 残りは87人で、そのうちビジネスクラスが30席中24人。


 つまり、この場にいるのは後63人だ。


 ビジネスクラスへの扉は、機内の人達が泣きわめいて混乱している間、三半規管を飛行機の揺れに慣らすため、歩いていた時に細工をしておいた。


 多分、私以外がその扉を開けることは、混乱している内ではまず叶わないと思う。


 拳銃の弾は、装填してあるのも含め後23発、再び混乱が静まったら、その瞬間私は、徒党を組んだ搭乗者達によって、拳銃があろうとも殺されてしまうだろう。


 混乱が静まり、落ち着きを取り戻すその時までに、私以外の全てを殺し尽くさなければならない状況にまで成ったという訳だ。




──楽しくなってきた♪



 それに、この遊びが終わったあとにやってみたいこともあるしね。



 負けられない戦いの始まりってやつだ。



 まぁ、機内の人間は、どうせ最後には飛行機が墜落して死ぬのだから、私に殺されてもあまり差はない気はするけど。



───そうだ!


 人が苦しむところを見せつけたらもっと混乱してくれないかな?

 

 とりあえずやってみよう。



 こんな感じで、この後は、生きたまま腸を体外に引きずり出したり、外国人若者夫婦の子供から先に、苦しめながら殺して、喚かせたりしたら、明らかに反応が大きかったから、多分効果的な方法だったんだとは思う。


 中世ヨーロッパの時代では、犯罪者を処刑台で公開処刑していたみたいだし、多分それと似たようなものかな♪



……いや、それだと犯罪者に向けてのものになってしまうから違うか。






『ハァ、ハァ……』


 人数が多いからね、さすがに疲れてきた。


 と言っても、残り2人までは数を減らせたんだけど、問題は……


 ほら、あの人たちだよ。


 最初の方に言ってたあの、貴族みたいな老人夫婦のやつ。



 正直さ、感動したんだ。


 尊敬してしまったというか、魅入ってしまった。



 だってあの夫婦、いくら機内が血にまみれようと、顔色一つ変えずに互いの手を握りあっていて、私が近づいた時なんか、2人共覚悟の決まったような、力強くて、高貴で、気高くて、どこまでも2人でいれば、怖いものなんて無いとでも言うかのような、どうやったらそこまでの思いを持つことが出来るのか、分からないほどの思いを、その品格のある双眸そうぼうだけで、覚悟を伝えてくるんだ。



 私からすれば、魅入られない方がおかしい。



 散々殺し回った殺人鬼の私のことだ、もちろん、片方のどちらかを殺せば、もう片方は何を思うだろうか? そう、考えはしたさ。


 だけど、この覚悟の決まった老夫婦には、それすらも涼しい顔で乗り切ってしまいそうだとしか思えなかった。


 それは互いの不幸を悲しめない最低とされる人間だからでは無く、互いを、心の底から……魂の底から信頼し合っているからこそだろうから。


 死すら2人を分かつことができないかのような、そんな感じだ。



 だから、思わず言ってしまったよ。



『私はあなた達を気に入った。 だから殺すのを辞めることにする。 せいぜいこの飛行機が墜落するまでの短い余生を存分に生きることだな。 あ、後数分もしたら少し強い衝撃が来るから、数刻と無い余生を存分に過ごしたいのなら気をつけておけよ。 さようなら、来世があるのであれば、また会おう』



 故障する前の機内では英語で喋っていたのを見たから、たぶん伝わっているだろう。


 狂った殺人鬼に変な情が湧いてしまう、なんてつまらないことにはならないように、冷たい口調で話すことにした。


 そして振り返り、ビジネスクラスへの扉へ向かう。


 その時、老人夫婦が、微かに微笑みをこちらへ浮かべた気がするが、まぁたぶん気のせいだろうと思っとくことにしておく。



 老夫婦だけは助かろうが、私はこの場に居た多くを殺した人間に過ぎないんだ。


 それは分かっているし、だからこそ、あの老夫婦が何故か私のことを好意的に見ている……なんて都合の良い方に、解釈をする気なんて起きなかった。






 そして、ビジネスクラス内に居る24人を、残弾数9発の拳銃と、完全に血と脂に塗れて、拭いきれなくなった血生臭いナイフを使って、頭蓋を吹き飛ばし、足首を切りつけて倒れ伏した人の首を踏み潰し、刃物にのような何かを持って、ヒステリックな雄叫びを上げながら切り付けてくる女に、手のひらを切りつけられながらも、その血液を利用して目潰しをしてから、腹に蹴りを入れ突き飛ばしてから弾を放ち、絶命。



 そんな感じで、とうとう機内搭乗者143人+客室乗務員6人の、計149人の命を壊した。


 達成感と、満足感は感じられたけど、感じられる事が出来たのは、それだけだった。



 たった、それだけだった。



 ただ人が死んだだけ。


 ただ人を殺しただけで、日常でもよくある事なのだから、私と関係を持たない赤の他人が、幾ら私に殺されようとも、何か思う必要性を感じ得なかった。



 この考えは……価値観は、"常識"を考えるのであれば、人間として間違っていて、非道なものだという。



 小さい頃はこの、"普通の価値観"とは違うらしい価値観で、変な奴だといじめを受けていたこともあったから、ある程度理解しているつもりだけど、やっぱり私の価値観は、少しおかしいようだ。



───まぁ、多くの人が常識と感じる価値観も、知識としては学んで知っていったので、そこまで問題はありませんけど。


 なんて、少し昔を思い出したかのようにして、イジけるように。






───というわけで次はここから飛び降りてみようと思う。


 え? 何を言っているのか理解しかねるって? そのまんまだよ、スカイダイビングってやつさ。



 当然、命綱なんてものは無い。



 空気抵抗を減らし、姿勢を崩さないように受けることができるような服も無い。



 あ、目を保護するためのゴーグルだけはあるよ。


 行先は、海が綺麗な場所だったんだ。



 それじゃあ、最後の晩餐も頂いたことだし、スカイダイビング(飛び降り自殺)をしに逝こうか!!




──飛行機の外部へ通じる扉を、開く。


 飛行機内部と、外部の気圧の差により、風が生じる。


 外部から吹き荒れる強力な風に体を弄ばれ、抵抗ができぬまま、転げ落ちるように私の体は大空を舞う。



 そして今、どこかの国の空の上。


 こんな所まで来たわけです。



 高度5400m前後


 これはスカイダイビングの直前に、機長室の高度計測器みたいなのを見た時にそう計測されていたから、多分間違いないだろう。



「ぐうぅ………ゴボォッ!ウァァァ"……ッッ」



 大空に吹き荒れる強風が、私の体にある傷を撫でる度に、空気抵抗も相まって、内部から破裂しそうなくらいの激痛が私の体におそいかかる。



………それはそれとして


「フゴォ………ふう。おぉ〜 大空から地上を観ると、こんなにも優美に見えるものなのか。これはスカイダイビングを流行るわけだよね」


──大空から観える地上の景色は、とても小さいミニチュアサイズながらも、私の双眸にはっきりと映り込む。

 

 森林が、大河が、 岩山が、大海が、街が、人の営みと自然の姿が、ここからだとひとまとめに観ることが出来る。


「───!!」


 思わず、息を飲んだ。



 常識とは異なる価値観を持っていても、涙が出てくるほどの感動を感じることが出来るなんて。


 本当に、愉快なものだと、思わずにはいられなかった。


 だから……だから───








───後はもう、落ちるだけだ。




 次第に、傷のついた体の所々から血が流れていき、手のひらの、傷つけられたところから周辺は、もう感覚など無くなっていた。



「あぁ…… 痛い、もはや感覚などないはずなのに。」



 血管を血液が通る度に、体の内部から針を差し込まれるような、この上ない痛みが私を襲う。



 体を打ち付ける強風は、冷たくて、凍えるほどに痛い。



 突然、耳の奥から感じる、開放感と生暖かさ、それに気づいたと同時に、音が聞こえなくなったことに気がついた。


「聞こ、えない……」



 ゴーグルが大気の圧力に耐えかねて、後ろにあるゴムの部分が破損し、大空へと消えていった。


 私の眼球はその保護を失い、たとえ瞼があろうとも、高速で落下していく身体にかかる大気の圧に耐えかねて、視界が『グワァン』と曲がりくねり、ぼやけていき、破裂するかのように、いきなり視界そのものが消えて、美しき景色は私の前から失われる。



「目の、前が……真っ暗闇だ……」



 強風によって、とっくに血濡れた服のほとんどは壊れ落ちていき、冷たくて、さっきまで痛いとすら感じていた強力な風も、今では何を感じているか分からなくなり、感じなくなった。



「は…は、冷た…さは、もう感じ……ない…ようだ」



痛い、暗い、苦しい、怖い───





───愉快、面白い



 多大なストレスとドーパミンの過剰分泌、気圧の急激な変化と血管に空気が過剰に入り込むことによって、ついには嗅覚と味覚までもが失われていくのを…感じる。



 そろそろ……着く頃かな?



 どっかの、日本の漫画で、人間の根源的恐怖に落下とか死というものがあったけれど、精神的になら……クハハッ、案外耐えれてしまうではないか。


 体の方は、残念ながら無理そうだけど。




 脳裏に、魂に、経験が募る


 狂大な自我が、恐怖すらも塗り潰す


 死すらも塗りつぶし、愉悦と経験するその魂は、黒く……狂気的に輝く




 最期にしてはしょうもない思考だなと、そう思った。


(飛行機からスカイダイビング(飛び降り自殺)をすると、こんなふうになるのか。次回があったら、パラシュート位は用意しておこうかな♪)



ドチャグシャァ



 肉片が飛び散り、血溜まりができたその場所《死体》には、既に意識などなくなったようだった





▼▼▼《作者目線》


主人公の人間性を転生前に表現しようとしたら何故かこんなに長くなりました。

誤字脱字やこんな所良かったよ、こうしたら面白いんじゃない?というコメントがあればぜひお教えください。それじゃなくても何か作者に伝えたいことがある場合はコメントしていただけると幸いです。


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