よんじゅういーち
案の定
ブロンシュにも出席しないかというお誘いがあった
それは丁寧にお断りした
戴冠式を2日後に控えた今、
ブロンシュ達は部屋でまったりとしていた
王都へは馬車で1日かかる為明日出発してしまうからだ
ブロンシュはお留守番なのでその前にたくさん話そうと
ドゥータが誘ってくれた
「やはり第ニ王子が国王になるんだね」
ブロンシュはお誘いの手紙を広げ
肉球で抑えつつふむふむと見ている
ちなみにいままで勉強をしていないから字は読めない
絶賛勉強中だ
とりあえず読んでみただけである
ドゥータはそれを微笑みながら見て答える
「第一王子は性格に難ありだからね。昔は頭が良くて正義感があったようだがいつからか傲慢になったそうだよ」
たしかにあんな感情的では国を率いるのは難しい
だが第二王子が建国記念パーティーにいなかったのはなぜだろうか?
「ブロンシュは第二王子…サミュエル王子を見てないね、建国記念パーティーにいなかったけど実は隣国へ行っていたんだ」
「そうなの?」
見かけないなと思っていたが
隣国にいたのは想定外で驚くブロンシュ
「でもせっかくの記念パーティーなのに帰ってこなかったの?」
建国記念、は国にとっても大事なイベントだ
それを欠席とはよほどのことがない限りありえない
「それが帰ってこようとしたらしいんだが途中の道が落石で塞がれてね、パーティーの翌日になんとか着いたそうだ」
「落石…大変だったんだね」
国王陛下の訃報を聞いてきっと慌てたに違いない
父親がいなくなってしまったこともだが、
そこから急に国のトップとして祭り上げられたのだ
国の為に仕事を少しずつ対応していたサミュエルにとって
青天の霹靂だったのだろう
アーサーは23歳
サミュエルは20歳だ
はじめの方はおそらく王妃…いや王太后が主導するのであろう
サミュエルの婚約者も婚約者でなくなり王妃となる
ふと、気づく
「あれ?第二王子の婚約者さんもいなかったんじゃない?私が見てないだけ?」
ブロンシュはドゥータとずっといたので挨拶回りなどもしていない
見ていないだけの可能性は充分にある
「それが…いまご病気なんだよ」
聞くところによれば第二王子の婚約者、
ジュリアが今床に伏せているらしい
病気だ、とだけ公表されており回復傾向なのかさえ分からない
なので結婚式もできずに話が進まないそうだ
場合によっては婚約者交代もあり得るらしい
「交代は悲しいなぁ、早く良くなるといいね…」
「そうだね、ご病気になられたのはごく最近だ。
王妃教育は大詰めらしく、大変だと聞くから疲れなのかもしれないな。」
「最近…」
王妃教育とやらはちっとも想像できないけど
大変なのはツライだろうな、頑張ってねと心の中で応援した
じわじわ
じわじわ
違和感がさらに大きくなる
調べたら中世フランスの成人年齢が男性30歳とありましたが、ご都合主義ってーことで引き下げております( ˘ω˘ )




