さんじゅういーち
ドゥータがおかしい
ご飯の時はとても静かだし
部屋にいるときはたまにすりすりしてきたのに
何もしてこなくなった
撫でてはくれる
チラ見しては溜息を疲れる
なんかしたっけ?
ドゥータが寝ているときに撫でようとして
頭がぐしゃぐしゃになったことかな?
でもその時は怒ってなかったなぁ
大人の姿の維持は結構疲れるから
よほどのことがない限り猫のままでと強く言われた
維持している大精れ(パパだよ!)……………
パパはすごいんだろうね
…私の頭の中に乱入してこないでよ
ブロンシュが可愛かった
いや猫の姿から可愛いんだが人間化したらそらもう
可愛すぎた
白い髪に青い瞳、人外の神秘的な姿にもう
「可愛すぎだろがっ!!!」
「んにゃ!?なに?」
先に就寝していたブロンシュが起きてしまった
慌てて頭を撫でて謝る
「ごめんよ、ちょっと発狂してしまった」
「ちょっと発狂…?」
「気にしないでくれ。もうお休み、今日もたくさん散歩をしただろう?」
「うん…おやすみぃ…」
猫の姿とはいえあの人間の姿がちらつく
同じ部屋でいいのか少し悩む
でもやましいこともないし問題ない
そう結論づけて寝れない夜を過ごした
(ブロンシュすごい爆睡してるな…)
「おはよう!ブロンシュー!」
するり
突進してくるアドンを避ける
朝食をとりに歩いていたら遭遇した
「おはようございます、旦那さ「パパって呼んで!」ま……………」
お前もか
「私にはすでにパパがいますし…」
やんわり断る
大人な対応だ
「だって君は私の娘のようなものだぞ!!じゃああれだ
パパ2と呼んで!」
「なんだパパ2て」
呆れたドゥータが即座につっこんだ
実の息子に挨拶しないくせにブロンシュにはしっかり挨拶する
「じゃあせめて…お父さんで」
「お父さん…!!おぉ娘よ…!」
ふたりはドン引きしながら朝食の席につく
ふいにドゥータが口を開いた
「ブロンシュに抱きつくのはおやめください」
「なにっ!娘に抱きついて何が悪い」
「ブロンシュ、実はお年頃なんですよ?」
その言葉にブロンシュが反応した
「えっ、でも抱っこされたりぎゅーってして欲しいよ?しつこいのは嫌だけど」
「ほらこう言っているじゃないか。子どもはいつになっても親からしたら子どもなんだよ」
「……………」
黙り込んだドゥータに不安になる
嫌いになったのだろうか?
「あ、でも嫌ならいいんだよ嫌なら」
「別に嫌じゃない………………………ちょっと恥ずかしいだけだ」
照れるってことだろうか?猫に?
子どもっぽい行動と思われそうだから?
そしたらアドンはどうなるのだろうか
出会い頭に毎回飛びついてくる
最初のもじもじ隠れてたのがなんだったのかくらい
オープンにしている
「ほんほんほん…ほんほんほん…」
ニヤニヤするアドン
「なんですかその声」
「青春だねぇ」
生暖かい目線にドゥータは目を逸らす
「なになに?なんの話なの?」
ついていけないブロンシュは二人に尋ねるも
「もう少し大きくなったらわかると思うよ」
とだけ言われた
今知りたいんですけど!
このくだりを精霊達からきいたラネージュは少しムッとしましたがパパとお父さんで分けられたので
良しとしてますw
恋愛事なんて今までなかったのでマジで気づかないピュアっ子




