にじゅうはーち
庭に出て散策する
庭師のジョセフじいが植木を整えている
手を上げて挨拶してくれたので
ブロンシュはぺこりと返した
色とりどりの花が咲いているスペースがあり
とても綺麗だ
そっと近づいて香りも楽しむ
ジョセフじいの孫であるライアンくんが手入れをしていた
12歳の男の子でドゥータ達にはガチガチに緊張するがブロンシュには気さくに話しかけてくれる
「おっ、散歩してるの?」
「そうだよー」
「太ったもんなぁブロンシュちゃん」
「うるさい」
冗談を言い合える仲で
二人で話しているときは遠くでメイドさん達が微笑ましそうに見ている
ブロンシュが喋るようになったが
みんな普通に受け入れている
気持ち悪くないのかな?と思ってライアンくんに聞いてみた
「なんで気持ち悪いの?」
「エッ」
逆に質問されてしまった
こてんと首を傾げるライアンくんかわいい
「だって…怖くない?猫が喋ってるんだよ?」
「そうかなぁ?実際見たことなかったけど精霊たちは猫の姿って知ってるし、ブロンシュちゃんはとてもいい子だから皆も気にしないよ」
「そっかぁ…そうなのかぁ」
ピンと尻尾が立つ
「あっ嬉しいんだねブロンシュちゃん」
「……」
「照れてる照れてる」
「…じゃあそろそろ行くね」
恥ずかしくてプイッとしながら逃げた
またなー、と声をかけるライアンくんは笑っていた
(皆優しいな、すごく、嬉しいな)
窓からその様子を見下ろす男
ドゥータはプルプルしていた
「うちのブロンシュと親しげだと…?!」
「嫉妬は醜いですよ、坊っちゃん」
「…………」
敵認定されるライアンくん可哀想/(^o^)\
ウィリアムやジョセフじいは気にならないですが
若い子と親しげに話してるのはなんだか許せないヘタレくん




