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じゅうろーく
水滴の落ちる音
森の中だというのにやけに響く
あぁ
俺の血の滴る音か
「なかなかだが、まぁ弱いな」
「……」
騎士団はほぼ壊滅
残っているのはウィリアムのみ
剣を構えているが左目の上を切られたのか血が止まらない
その為左目は開けられず右目のみが頼りだ
ドゥータ含め騎士団員は虫の息
立ち上がることもままならない
「この辺りも無いな、なかなか上手く隠しておる」
周りを見渡しながら呟く
「なんの……話だ…」
「おや?知らんのか。【雪の涙】を」
「…?」
「まぁ知っておってもお前らには関係ない話だな
さて、飽きたし全員殺しておこうか」
右手をあげ
銃の形のように人差し指だけウィリアムに向ける
「どーん」
巨大な火の塊が放たれた
ぶつかれば
死ぬ
その刹那
「何してるの?」
場に似つかわしくない
鈴のような声
爆発音が聞こえた
霧のようなものが出ており
少しずつ視界がクリアになる
大きな雪の結晶がそこにあった
「なっ!」
ウィリアムの前に壁のように立ち
火の塊を打ち消したのだ
声はウィリアムの横から聞こえた
すぐに顔をあげると光を纏う白い猫がいる
まっすぐに魔族を見ている
魔族は驚いた顔をしたがすぐに笑みを浮かべた
「おやおや…逃げ出さない精霊がいたとはな」
「ねぇ
質問に答えろ」
魔族の左腕がもげた
自分で書いててなんなんですけど、ブロンシュこわ(´ ・ω・`)




