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じゅうっ


あのあと、やはりエスコートの誘いを断り


『もっと自分を磨きますわ』


と言って去っていった

去り際にエマが

【ローズ様に似合う化粧とドレス】を説明

綺麗め系の雰囲気も絶対似合う〜など聞こえた


必要とあらばそちらにお伺いします!!


と熱心に話していた

君は我が家のメイドだろう

なぜ出張しようとする



そうしてなんとか騒動は落ち着いた




のだが

 







「ブロンシュ〜」





ブロンシュが見つからない

怒ってしまったから拗ねてしまったんだろうか?

寂しいぞ!


部屋にも庭にもおらず

エマも他のメイドも知らないという

諦めて執務室に向かった











「かぁわいぃねぇ〜」


「にゃっ」


「…………………………」







アドンがブロンシュを抱っこしながら頬にすりすりしている

本人(本猫?)は嫌がることなくむしろ目を細めてされるがままだ




「浮気かっ!?」


「なっ、ドゥータ!ノノノノノックくらいせんか!」


「しましたよ!割と強めに!」





デレていたのが恥ずかしいのか目をキョロキョロさせるがブロンシュを離さない

ブロンシュはドゥータと目が合うもプイッと顔を背けた



ショック!






「ごめんなブロンシュ…君なりに考えて動いただろうに怒ってしまって」


しょんぼりとしながら謝罪をすると

フンッという鼻息が聞こえた

ほんとに猫なのかな





「あっ」


スルリとアドンの腕から降りてドゥータに近づく

もうちょっとモフらせてぇという声は誰にも届かなかった






「…にゃん」

(わたしもすねてごめんなさい)



ドゥータの足に前足でソフトタッチをした



「にゃっ!!」


「わぁごめんよ!許してくれてありがとうぅぅ」




ブロンシュを抱きしめてすりすりする

みんなすりすりするのが好きなようだ





すりすりすりすりすりすりすりすりすりすりすりすり




(しつこいっ)



「あだっ」



前足が顎にヒットしてもめげない



「えへへへへへ」



むしろ笑っていた

怖い




(えまもいってたけどこういうのが【へたれ】っていうのかな)



「ずるいぞドゥータ!たまには父さんにも譲りなさい!」


「駄目です!俺のブロンシュですから!」



ギャーギャーとりあう二人にそっと溜息






(しごとして)

ちょっぴり喧嘩っぽくなったふたり

ドゥータは仕事やローズへの振る舞いはきっちりしてますが普段は温厚

そんでここ最近はデレデレなゆえに

ブロンシュちゃんにヘタレ認定されています( ˃ ˂ )


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