システム:舞台
「舞台」その他についてです。
これに関しては書きたい作品に合致したものを……といいたいところですが、「乙女ゲームだから学園でいいか」とお考えなら一旦考え直してください。乙女ゲームで学園が舞台のものはめずらしいです。
その偏見をとっぱらっても学園で書きたいなら停めません。
個人的に多いと感じる舞台は「主人公にとっての異世界」です。
今まで主人公が居たのとはまったく別の環境に行かざるを得ない。そこで一から人間関係を築き、目標を達成しなくてはならない。
そんなイメージです。
有名どころですと、異世界へ召喚されてばけものと戦ったり、宇宙の女王になる為の試験をうけに外界から隔絶された場所へ行ったり、やったこともない楽器でコンクールへ出ないといけなくなったり、寄宿学校へ入学したり、聖乙女になる試験をうけるために宮廷へ行ったり……いずれにせよそれまでの環境から切り離され、自分ひとり(もしくはサポーターとふたり)で踏ん張らないといけない情況です。
主人公にとっての異世界=まったくあたらしい環境ですので、攻略対象が最初に主人公に対して抱いている感情はどちらかというと「不審」よりでしょう。
乙女ゲームの醍醐味は最初期の寄る辺のなさ、頼れるものが少ない不安、猜疑心と不信感を隠せない攻略対象と徐々に親しくなっていくこと、だと思っています。




