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テーマが至る
テーマとしての「夜ノ文化祭」とは何なのか?主人公は旧世代
夜ノ文化祭は、ネットが熟れた後に生まれた新しい世界。それを作ったのはネットの時代に生まれた人達で、彼らはネット時代の夢を夜ノ文化祭に投影する。
しかし、夜ノ文化祭が既にある時代に生まれた世代は、旧世代とは違う「新しい夢」を見ることができる。
この「新しい夢を見ることができる」というのが、本作が提示する「希望」である。
今までに想像したことすらないような「希望」、その誕生である。
「それ」を「希望」と感じることのできる世代の誕生と、それを守るまでを描くことがテーマの主軸である。
主人公は、比べれば前時代の人間である。だから、自分では見ることのできない(夢と感じることすらできない)。でも、新しい世代の夢こそが希望であるとは理解する。だから自分を犠牲にしてでも守る。それが後世へのエール。それをすることが主人公にとっての救いにもなる。
つまり、自分では夢とは思えない、夢を守る→その行為は愛である。




