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 ブロック世界の夜ノ文化祭はマジで誕生できるのか?――考察


 「無人の街が人を感動させる事ができるか?」→ブロックで作った「世界アート」だけで人を感動させる事はできるのだろうか?


 ビデオゲームとしての特色は「ブロックを縮小することができ、その組み合わせによって作成したオリジナル・ブロックを配布することができる」というものです。


 これによって創作の幅がねずみ算式に拡大していきます。


 「夜ノ文化祭」が特別なサーバーになったのは「聖地」が存在したからです。

 まだユーザー達が手探りで遊んでいた頃。

 圧倒的に高レベルのオリジナル・ブロックを作り、使用した超高レベルのブロック作品「ラピスラズリ色の戻れない旅」を、誰かが森の奥に設置しました。


 その段階では、まだ構成ブロックは配布されていません。


 クオリティの高さから少しバズりますが、悪戯なプレイヤーによって「爆破」されてしまいます。


 犯人が逃げ、ユーザー達が追いかけますがなかなか捕まえられず。

 そんな時に、空に「山脈くらい大きい巨大な剣」が現れて、犯人を一刀両断。


 その剣の構成ブロックが「ラピスラズリ色の戻れない旅」の構成ブロックと同じであり、かつ「複製許可」されていました。

 プレイヤー達が協力して、「ラピスラズリ色の戻れない旅」を同じ場所に再建します。


 画像や映像データを元に皆で協力して、悪戯を「ぼうえいたい」が守りながら、数ヶ月かけて完成させます。


 この過程で、「ラピスラズリ色の戻れない旅」はユーザー達にとって大切な「聖地」と化します。

 また、「構成ブロック」が「巨大剣」になったように、他の作品に転用可能です。プレイヤー達の想像力を刺激して、次々と素晴らしいブロック作品が「聖地」を中心に作られていきます。


 ――――


 鍵となるのは、「ラピスラズリ色の戻れない旅」がどのように素晴らしかったか?という事です。


 いくらよくできているとはいえ、ただの「架空のブロックを積み重ねた物」がそこまで人を感動させる事ができるのか?


 キャラクターもいなければ、ストーリーも「察する」程度しかないわけです。


 画面的なクオリティなら、CGを駆使したゲームマップの方が技術的にも先に進んでいるはず。


 いったいどのような要因があれば、そんな「感動するブロック作品」になるのか?


 自然の圧倒的な美しさに、そこにたどり着くまでの苦労もあって感動するとか、そういう所が絡んできそうです。



 ――――ヒントとなる展示――――


 キャラクターも「明確に語られるストーリー」がなくても、人が涙を流す「人工物」は存在します。


 例えば、戦争によって家族が住めなくなった部屋を忠実に表した展示。


 貧困のまま一生を孤独に過ごした人の部屋。


 とはいえ、それらに感動するには人生経験由来の感受性が必要・・・・・少年兵の残酷さは人生経験が乏しいから・・・・


 ――――逆説的に、感動する人達の方に焦点を――――


 精力的に活動していた人をたどると、その多くが過去に「人形劇映画館」で夜ノ文化祭を見ていた。その世界が作られていて、ラピ旅が続きだったからこそ、頑張っていた。


 そこの面から描く。つまり、彼らの「心」にはもっと濃く見えていた。


 心の世界のはじまりとして、描く。




 


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