文学として
「うらやましい・・・・・・君には夜ノ文化祭が本物に感じられるのだろう?ただのブロック以上の、美しい完成された魔法の世界に見えている世代・・・・・いつしか君たちは、哀れまれる存在から、尊敬され、崇拝の対象にまでなる。いや、もうなっている」
――――供物として育てられる事を「屈辱」と感じるまでにプライドも育まれた那由多の傷と――――
自分自身を、肥大した自尊心の通りに飾り立てるために、後世を利用する、「悪」!
――――本作の文学としての構造――――
「文学」というと偉そうだが、それ以外に形容しようがないので、記載する。
自己の正当化のために、後世を、自分の理想のように育てる・・・・・・・様々な立場・関係性で、そのような事を人間は営んできた。
前のどこかの投稿にも書いたが、「後世を搾取した金で余裕を持ち、それで後世にOOの先生として尊敬される自分になろうとする悪」によって、先進衰退国家は蝕まれている。
自分の理想のおしつけ・・・・・・・しかし、自分の「理想とは真逆の部分」を捨てられない、そんな気持ちも人情だ。
それは往々にして不幸を生む。だが、本作ではその「歪み」が何度も繰り返され、やっと「昇華」になった瞬間を文学的なクライマックスとして描く。
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