扉
棺から空想の設計図が見つかった。様々な模様の描かれた四角いブロックを無数に組み合わせて世界を描き、その中で人々が物語を演技をして一生を過ごす。「ブロックデザイン」「組み立て図」「シナリオ」その「ブロック」だけ発掘された。ヒントはもう一つあり、それは歴史だった。
著名な箱庭師の夢想と思われた。バブル期には大型のテーマパークで再現されもしたが、ある事件があって忘れられていた。
「夜ノ文化祭」と称して「28時間テレビ」の企画で地元の高校で行われた演劇文化祭の最中に、主演の男子生徒(ナミダ=成実田のカタカナ)が殺害される事件が発生したのである。
犯人は女性の教師だった。現在、刑期を終えて出所している。
その事件もあって「夜ノ文化祭」はタブー視されていた。
だが、ブロッククラフトゲームの登場によって、設計図を完璧に再現できる事が明らかになる。まるで古代人が未来のサンドボックスゲームの登場を予見していたかのように、その特徴はぴったりと当てはまるのだ。ブロックから、どんな世界なのか?どんな物語なのか?を推理し、「28時間テレビ」とその「宣伝番組」を見ていたコアなファン達が作り上げた。
それはタイミング的に、ブロッククラフトゲームをプレイして育った最初の世代が成人し、「思い出」としての価値が高まっている頃だった。
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経済化と、勝手に次節の扉を作る事件
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ナミダを名乗るアカウントが現れ
「劇場版の一日にて、ビューティフルドリーマーを殺せ。さもなくば――」
世界中に点在する「原理主義者」として生きた「子供」を「人質」としてもう1人、非加盟国のテロ組織に送る。その親にも許可を取っているし、子供も言うことを聞くように育ててある。
と宣戦布告する。
劇場版の一日まで、残り一週間。




