赤ヤギとコトネの正体
神話の宇宙のくだりは、ルール化戦争後から衰退期までに盛り込める
ルール化戦争後に世界が誕生し、神話世界の出来事が再現できる。あの神話をブロック世界の出来事に固有名詞を置き換えてやっていく。 また、そこに各エピソードとして地下宮殿も挟めるか?そこにあるソナチネのくだりは「教育」として描けるか?
そして「少年である日々の終わり」が全体のベースにある。
故郷の街で純粋な想像の力と出会った少年は、離郷を経て、短い帰郷の旅をする。それは「素敵な思い出の終演」を見るためであった。
――――組み合わせて考える――――
コトネとは何なのか?
赤ヤギの大群が小学校の裏山(というより裏山脈)の奥地に集まり、月光に溶けて、風によって巻き上げられ、木になる。これは「ファフロツキーズを喰らう森」の誕生か。
そこにいる「コトネ」とは、これまでの「薔薇海の魔女(抱きしめられると帰れない)」の少女時代とでもいうべきか。
そういった存在が誕生するのはルール化戦争後の「リニューアル儀式」、つまり「前夜祭(処刑を含む生前後葬)」だった。
次第に忘れられていくが、最初は世界の心を保つために必要な「無駄(儀式)」であった。
そこで赤ヤギの役を演じたのは、ルール化戦争後に、アカウントの変更や引退を決めた人たち。以前のアバターの最期を迎えるための心の儀式でもあった。
木(後の森)は、墓である。
コトネはその「墓守」だった。
少年である日々の終わりでは、コトネは消滅する。そして一匹の赤山羊(引退アカウント)となる。墓守の消滅は、すなわち墓じまいを意味する。
墓守を失い、海底へ。
海底の本当に底に行き、そして根を張って夜ノ文化祭の外「宇宙」へ行き、星となる。
その星へ祈りを捧げたときに、力(評価値)となってあげるために。
僕たちの手の届かない場所へ。子供達の願いが届く場所へ――探鉱の奥と繋がっている。
探鉱にあったという秘密は、主人公しか知らない。守られる。
いつか、ここに打ちひしがれて来た人が、それでも心の光を失わずその道を壊さずに(希少性があるからと)ブロックを破壊せずに歩いた先で、あるいはいつか探鉱の全てが掘られたとき、皆がそうできたなら、願いを叶える幸福の星となろう。
星に願いを届けられるのは、空を飛べるのは、心の特権だから。




