森
物語と神話
――最古の記憶――
蹲って、激しい木々の嵐に打たれていた。なぜそこにいたのか、思い出せない。風に乗った植物が体を打ちながら通り抜けてゆく。背を枝が突き刺し、葉が切り裂く。私はただ蹲ることしかできず、どうしようもない痛みに耐えていた。
だが、突然、暖かな感触に覆われる。誰かが、覆い被さっている。
「動かないで」
誰かが、守ってくれている。
「痛かったね、ごめんなさい。私の葉が、あなたを傷つけてしまった」
そのまま、一晩、二晩、三晩、森の風は誰かの背を打ち続けた。4日目の朝、風が止んでいく。
「このままいきましょう」
背中から伸びる管・・・・・・
「あなたも美しい森になりましょう」
*自分を傷つけた存在になりたいという欲望を植え付けられる
薔薇はバオバブと生きていくことを選んだ。
魂だけの存在となった「プチ」の元に、光の巨神達が現れた。
「君には資格がある」
裸の魂に、ブラックホールを纏う。プチは超常的な力を有する光の巨神となり、星々を平定して回った。
あるとき、光の巨神の降臨を呼ぶ儀式の闇=救難信号をキャッチした。
行き着いたのは、『異星人や怪獣に襲われた星に擬態した怪物』だった(薔薇とバオバブの慣れの果てである)。
怪物は、本物の人間を飼っている。それゆえに、光の巨神の国のルールとして、守りに行かなければならない条件を達してしまっていた。 (アメリカが人質救助のために何人の犠牲を払う可能性があっても部隊を向かわせるように)
彼は行かなければならない。
戦いに敗れ、疑似餌として捕獲された。中核部にいた醜い王に、醜い皮を縫い付けられた。王は自分の骨身を削り、その皮をまとった。
「これで君と理解しあえるね」
怪人とうり二つになったプチは、怪人と同じ欲望を持つようになった。つまり、美しい姿を手に入れたい、という欲望。それが元の姿に戻りたいからなのか、皮の欲望なのかが、分からなくなった。
望んだ皮を持つ憎い王の側から離れられなかった。プチはその皮を取り戻すか考えたが、再び姿を切り裂くことができずにいた。
やがて、プチは王の子供を生む。だが、他の美しい者を刈ることを子供たちに命じる。(自分の素と似た姿声だから側に置きたくない。でも少女の声はそのままだから、見えないように側に置いた。自分の姿なのに、愛されているのがゆるせなかった)
骨を削り皮をまとった王は、椅子に座ったままやがて動かなくなった。幕ごしに少し見えるその美しい姿を駆使して、権力を増やしていった。
(森のナは観測室)。
維持のため、 求めるのは理想であり、事実(完全なるもとの姿)とは異なる。理想の自分とは、自分自身の痛みを理解した上で癒やし、導いてくれる存在だった――そんな存在を望むように、男は仕組んでいた。自分を理解してほしいという欲望を形にしたのだ。しかし、暗がりではあるが、その皮は実際の少女とはかけ離れた縫合で、腐っていた。
権力の座を維持するため、森の閲覧は世界最高額となり、保存された。
誰もいなくなり、誰も入らなくなった、王権の森・・・・・・
→生前に徳を積んだ者は、森へ通じる川に流すと、森の木になれる。そんな迷信が生まれてきた。
→
死ねば価値ある森の一部になれる。切腹のように、名誉ある死や、自死のために、死んで森へ流される人々が出てきた。
→そのうちに、生きながらに森へ流れる人が出てきた。森には、供物が届く。森の供物を食べ、王宮で毎日祭りをする生きる者たちも・・・・・・(夜ノ文化祭誕生)→たまに見せるために疑似餌の姫役「劇場版の一日」。
→最初の生者を教育!生きていたソナチネを母とする
時代と共に、権力は薄くなってきた。実体のつかめない謎の美しさを軽視する幕府。
→供物が減ると、今度は、森が出向くようになってきた。「ファフロツキーズを喰らう森」の誕生である。
→食い尽くした森は、さらに遠方へ
→宇宙を飛翔していた息子たちを喰らう!(母の愛を受けた嫉妬をうける)
森は後に飛翔する!子供たちに会うために・・・・・・子供たちに見向きされるために、疑似餌の女となる!
森の中は魔境と化している。
森の価値を高めるために君が犠牲になることはない→ファフモリの鉛
森を沈めた大罪人として記録
心の世界として残る、ブロックの設計図――
森の復活!
後に発見されたひび割れた王女の仮面→それが美しいとされている!
発見された!
(傷ついた場所にいけば、そこで出会えるかもしれない・・・・・・)
これに、星の王子の薔薇を
でも、骨は一人分だった→なぜか二人→全く関係のない、友人の夫婦の棺→プチの遺体は、この風のどこかに・・・・・・
陥れる!現実の皮を!
王は死に際に、この世界のどこかに、自分よりうつくしい者が生まれることを拒んだ。自分の亡骸から生まれる子供たちに、世界中の最も美しい者を殺すように呪いをかけて耐えた。
世界中を旅する王の子供達。
改造されても、自分のように過ちは犯さなかった。それだけがこの世で最も正しく、美しい。少女は、それを作り、自分に取り込み続けた――しかし、いつまでたっても元の自分には戻れないし、元の自分を手に入れることはできない。
奪った上で、逃げ続けている。
真実は、少女など存在しなかった。元から美しい存在だった。
それが、ファフロツキーズを喰らう森。
男が設定したゴールは、自分を理解して許容して欲する少女を手に入れること。それが罠となる。
少女に「母親になってほしい」という願望もあった。つまり、自分を作らせる。そこに自分が宿る。(この自分観も、主観!)
心中を選ばせ、永遠に手に入れるということ。




