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世界観を999億円で売った男(別投稿の短編)を長編化したい……出発点

「世界観を999億円で売った男」というタイトルで投稿した短編小説を長編化するための試行錯誤ノートです

 戻らない旅を描きたい。

 素敵な事が起きる話にしたい。

 私が思うリアリティ=世界観をファンタジーの寓話化した世界の話だが、しかしそれは裏付け程度で、表面的にはわくわくする素敵な児童文学的ストーリー――映画の緻密な設定と表面的な優しさのような理想型にしたい。

 永い旅の終わりを描きたい。



 世界観を九九九億円で売った男でもらった感想で、文章に無駄な部分がない、というような意味の言葉を頂いた。 

 本来ならあの作品は長編小説を想定していた。だからなのか、現在は公開していないが、他サイトでも「長編の読後感があった」とも言ってもらえた。


 無駄な文章がない、ということは、あれを10万字まで増やすと、今度は間延びしたものになってしまうという事だ。

 あれを書いたとき、わたしは漫画や映画と小説の違いを強く意識していた。読者が情報を認識するまでの負担の違いについて考えていた。 飛躍するが、その結果あの作風になった。


 世界観を999億円で売る男は、私が理想とする娯楽短編小説の形に、最も近づいたものだった。

 しかしそもそも、わたしは長編小説を完成させたい。漫画や映画と同じようにも楽しまれる、現代において、あえてこんな言い方をするが消費されるような要素もある娯楽長編小説を書きたい。


 現代人は忙しいし、気軽に消費できるコンテンツであふれている。長編小説はそこになかなか合わない。もちろん、独自の魅力もある。

 しかしわたし個人としては、長編小説でも他の現代的コンテンツのような土俵で楽しんでもらえる作品を書いてみたい。


 読みは入りやすくて、どんどん先を読めて、終わったときに満足感を得られる作品を書きたい。


 今あるのは、世界観999を、もっと夜ノ文化祭よりにした世界に、これまで考えてきた展開を使うこと。それは今までの取り組みで、上述の理想にはなかなかならない事を感じている。

 しかしできそうな方法がある。今までエッセイ系の文章で書いてきた、人間への考察の文章を多くする、という方法だ。

 つまり、それぞれの展開をターニングポイントと捉え、その都度、そこにいた人間についての考察文を書いていくということだ。


 例えば私は玩具が好きだが、玩具を使う人物が登場したとして、玩具のどのような部分になぜ惹かれているのか、そのような人間になった背景にはどんなものがあるのか――ということを書いていく。



 なんというか、普通の書き方ですよねという感じ。だが、だからこそ良い!



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