“月曜日”に涙する
いつもと変わらない月曜日の朝。
いつからだろうか…
“月曜日“を意識するようになったのは…
私の場合は確か…そうだ!
小学3年生だったと思う。
月曜日の朝の出来事だ。
窓からの光で目を覚まし、ベッドから降りた瞬間に気がついた。
「いつもの月曜日と違う…」
何が違うのか?
…感情だ。
どんな感情か?
…悲しい感情だ。
なぜ悲しいのか?
…土日に戻りたい
土日が恋しいという思いで私は満たされていた。
土曜日と日曜日の思い出が、私の中にどんどん溢れてくる。
涙が溢れそうになるが、そのような理由で学校を休むことはできない。
感情を押し殺し、学校へ向かうしかない。
学校に到着すれば、この感情はどこかにいくと思っていたが…
失敗してしまった。
月曜日の朝。
私が到着した教室はまだ誰もいなかった。
自分の席に座り、ぼそっと呟く。
「土日に戻りたい…」
呟いた後に机に突っ伏す。
暗い視界になるとたくさんの思い出が見えてくる。
もう抑えることはできなかった。
涙が小さく、徐々に服の袖を濡らしていく。
「大丈夫?」
賑やかになってきた教室の中で、机に突っ伏す私に友達が声をかけてくれた。
泣いている私は、その感情の説明ができずに頭を少し動かすことしかできない。
「田中さん」
次に聞こえた声は友達の声ではなかった。
涙を拭いて、顔を上げると担任の先生が目の前に立っていた。
後日…
そのことを題材に作文を書いた。
タイトルは「悲しい月曜日」だったはずだ。
感情をそのまま書いた作文は先生から推薦され、クラスメイト全員に配布されることになった。この出来事が、私が“月曜日“を意識するようになったきっかけだったと思う。
さて…
あの頃の私に伝えたい…
安心してください…
私は今でも…
大人になった今でも…
月曜日に涙する。




