試合開始
【第七十八話】
出来た剣を見てみた。
全体的には形はほとんど変わっていない。
けど、大きく違っている所、それはロック部分。
これはロックとかいうのではなく、もう完全に固定してあるんじゃないの?
ロックの外し方を聞いたんだけど、パーツを色々とスライドさせて外すんだって。
やってみてもらったんだけど、これってパズルじゃないの。一回見ただけじゃ覚えられないよ。
まあ、外すことは … もしかしてあるかも?
これは後で覚えておこう。
剣は重いから台車に置いてあったんだけど、それを手に取って使ってみてくれと言われた。
私は片手で持ち、振ってみた。
前のは振ったら少しガタついていたんだけど、これはそんなことは無い。
試しに、前回ダメだった岩に打ち込んでみようと思った。
岩の前に立った私。
そして、剣を振った。
「ドカァンッ!!!」と、岩は砕けた。
砕けたというより、上半分が無くなっちゃってる。
刃の部分を見たけど、やっぱり刃は無い。まあ、鞘だしね。
これ、使える!
って、これを受けた人は一たまりも無いんだけど。
その後、ルウにパズルの溶き方を教えてもらった。
かなりの回数やって、出来るようになった。
で、結構早く出来るようになった。
そして、私達は帰ることにした。
ライは仕事に行ってるので、「お世話になりました」とルウに伝えてもらうことにした。
帰ってきた私たち。
まずはティーナに報告したんだけど、ルウと会ったことは秘密だよ。マシェにも言っておいた。
そして、大会当日になった。
わー、結構な人が集まってるねー。
剣を担いだ体格の良い男の人がいるね。多分、参加者だろうね。
って、その人列に並んだので、私も並んでみた。
これ、大会に出る人なんだろうな。
前の男の人以外、強そうな人はいないな~。
これって楽勝かな?
そして受付が済んで、待機することになった。
試合前に剣の検査?があった。
ただ、剣を抜いて見せてということで。
私はパズルを解いて剣を抜いて見せた。
係員は、そのヘニャヘニャの剣を見てビックリしていた。
この剣を鞘に入れたまま使うからと言ったら納得したみたいだけど、これを見てまた驚いた。
「これって金属製じゃないの? あなた、こんな物を使えるの?」
と言われたので、剣を片手で持ってブンブン振ったらまた驚いていた。
「はい、大丈夫でしょう…」と言われて終わった。
さあ、試合だ試合だ!
今日は、ティーナも応援に来てくれてる。
頑張るからね。
そして始まった。
まずは初戦、あっけなく勝った。
気を付けたことは、相手の剣の先端を狙うこと。
これで、人を傷付けずに剣を手から落とすことが出来た。
3回戦まで順調に進んだ。
4回戦になって、司会者らしき人が叫んでいた。
「皆さんお待たせしました! いよいよ4回戦が始まります! さ〜て、対戦相手を紹介しましょう!」
何か元気のいい人だな〜。
「まずは紹介しましょう! ダイアンからいらっしゃったゲイルさんです〜!」
あ、さっき見た男の人だ。う〜ん、強そうだな〜。
でも、負けないからね!
「続いては、トアルからいらっしゃったレスフィナさんです〜」
私だ。一応手を挙げてみよう。
何か拍手が起こった。私が女性だからかな?
「レスフィナー! 頑張ってー!」と声が聞こえた。
この声はティーナだな。
うん、頑張る!
試合が始まった。
ゲイルさん、強いな〜。 けど、力ばかりでスピードが全然。
あ〜、どうしようかな〜。 このまま勝っちゃってもいいんだけど、客席は何か盛り上がってるし。
もう少し相手しよう。
次は決勝戦だけど、どんな人なのかな? ここで私のこと見てるんだろうな。 なら、ちょっと手を抜いておこう。
しばらくして私は素早くゲイルさんの後ろに回り込み、背中に剣というか鞘を突きつけた。 軽く当てただけだけどね。
「はい、それでは終了〜」
これで、私の勝ちが決まった。
あと、一回戦だね。 一体どんな相手なんだろう?
しばしの休憩の後、最終決戦になった。
「皆様お待たせしました〜! いよいよ最終決戦で〜す! まずはこちら〜!」
司会者は、相手の方に手を差し伸べた。
私は見てビックリした。
相手は何と女性で、私より若かった。10代くらいかな?
何でこんな人が最終まで残った?
「こちらは、チュラッカのエディさん〜!」
ここで、盛大な拍手が巻き起こった。
そりゃそうだよね。あんな人がまさか決勝まで勝ち進むなんて、誰も思わなかっただろうし。
「そしてこちらは、トアルのレスフィナさん〜!」
さっきほどではないけど、拍手があった。
「レスフィナ〜、やっちゃえ〜!」と応援してしてくれるティーナ。
やっちゃえ、とは物騒な話だけど、まあやるか!
「はいっ! 行きましょう!」の声で試合は始まった。
彼女の剣を見て驚いた。
私の剣より一回りほど大きい剣だった。
あんな体でその剣を使うの?
彼女は、比較的小柄な体をしていた。
そして、向かった来た。
走ってではなく、飛んできたようだ。
私は咄嗟に剣で受けた。 あともう少し遅ければ危なかった。
一体何なの?
近くで彼女を見て気が付いた。
目が真っ赤だった。
彼女は普通ではないと思った。
肩で息をしていて、すごく興奮しているように見えた。
この強さ、何か異常なので、「これ、勝てるかな?」と少し不安になった。
でも、試合はまだ始まったばかり。
さあ、どうなる?
やっぱり難しいですね。
本当、何でこんなこと始めてしまったのか…
けど、考えるのは面白いです。
まだちょっと先までしか考えていないので、更に先のストーリーは全くの未定です。
完結するかどうかは分かりませんが、頑張ります。




