番外編 ~封印~
【第七十五話】
レスフィナは歩き出し、男の前に立った。
「やっと見付けたぞ! 我は貴様を食らう!」
「え? 何!? 私、あの人知らないのに…」
「いえ、それは私のこと あの男は剣に操られているだけだから」
「何ですかそれは!? って、意味が全然分からないんだけど」
「はるか昔、私とあの剣は戦ったの そしてあの剣の封印の手伝いをしたということです」
「それを恨んで? でも戦ったのは剣でしょ あの人はどうなの?」
「さっきも言ったように、剣は何らかの事情で蘇って、人を操っているの」
「剣が人を操るって、そんなこと出来るの?」
「普通は出来ないでしょうね でも、私達は特別に作られたから」
「ということは、あなたも私を操って戦わせるの?」
「いえ、そんなことは絶対にしない 私はあなたのお手伝いをするだけ」
「そう… じゃあ行きましょう!」
「あなたは私をかまえているだけでいいわ あとは私が何とかするから」
レスフィナは男の前に歩み出た。
両親たちを守るためここに来たんだけど、やっぱり恐怖心は消えていなかった。
両手が小刻みに震えていた。
そうしたら、男は剣を突いてきた。
「えっ!?」
レスフィナは、どうすることも出来ずに攻撃を受け・・・・・ てはいなかった。
剣のレスフィーナが、突いてきた剣を横から弾き飛ばした。
レスフィナは両手で剣を持っていたのだけど、右手だけで弾き飛ばした。
「えっ? 何?」
レスフィナは困惑していた。だって、体が勝手に動いたのだから。
これが守ってくれるということ?
男は次から次へと攻撃してきた。
けどこれを軽く受けているレスフィナ。
「何これ? 体が軽くていくらでも動けちゃう」
男は、ハアハアと肩で息をしていた。
男は、意を決したかのような目をしてきた。そして、
下から抉るように斬り込んできた。
レスフィナは、それを叩き斬るように撃ち込んだ。
男は剣を手から落とした。
それと同時に男は動きを止めた。剣に操られていたのだから。
これで、この騒動は終わった。
だが、これで終わりではなかった。
レスフィーナは、レスフィナに告げた。
「これからこの剣を封印します だけど私はこの剣に吸収されることにします 後のことは頼みました」
「えっ? えっ? どうすればいいの!?」
「私の話をよく聞いて、あなたは私を軽々と振っていたんだけど、実は私はとても重たいの」
「えぇっ!? あんなに軽いのに?」
「それは、あなたと契約したからなの」
「いつ?」
「最初にあなたと出会った時、勝手にさせてもらったの」
「そうだったの それで?」
「その剣は、私よりも更に重いの そこに私の重さが加わったら、もう誰も扱えなくなるから」
「ああ、そういうことね 分かった」
剣は、地面にめり込んでいたのだけど、レスフィーナはその剣に少しずつ吸収されていった。
「あなたと話せるのはあともう少しの時間だから、伝えておくね」
「は、はい!」
「私が完全に吸収されたら、城に持って行って何処かに封印してほしいの」
「ええ、分かったわ」
「じゃあ、お願い これは希望だけど、またあなたと出会えたらいいわ では、さようなら…」
それを最後に、レスフィーナの言葉はもう無かった。
暴れていた男は、兵に連れて行かれた。しかし、男はもう息をしていなかった。
この剣を持って城に行こう。引き上げてみようか。あ、ちょっと重たいけど大丈夫かな?
剣を持ってみたら、片手で余裕だった。
そして、落ちていた鞘に剣を納めた。
王に会って、事の経緯を話した。
そうしたら、
「これは、魔王を復活させるために、まず剣を復活させたということか この剣は城で預かるとしよう」
王は、この剣を握って持とうとした。だが、
「何だこれは!? 重たくて全く動かないではないか! そなたはこれを片手で!? どういうことだ!」
「これ、あの白い剣が私と契約したからこうなったみたいです」
「あ、ああ、そうなのか…」
「私も聞いてびっくりしたんですよ」
「この剣のことなのだが、本当はこの白い剣が魔王を倒したと言われている だが、この黒い剣が魔王を倒したということにしておこう」
「何故ですか?」
「代々、あの白い剣が魔王を倒したと言われていたのだが、もうそれは無い その代わりにするということだ」
「あ、そういうこと…」
「この剣を誰にも見せないようにしておけば大丈夫だろう」
まあ、剣を抜かなければ誰も分からないしね。って、誰もこの剣を抜くことは出来ないんだけど。
王はそう言って、黒い布を剣にかけた。
数日後、レスフィナは剣を見に行った。
そして布をめくって剣を持とうとした。だが、全く動かない。
「えっ? あの力は無くなったの?」
まあ、いいか。あの怖いことは終わったわけだし。
そして、レスフィナの平穏な日常は再開した。
あの災難は、まだ先のことである…
今回、映像が見えてこなかったので苦労しました。
いつもはキャラが動いているのが見えて、その通りに書けばいいだけだったんだけど。
考えて考えて、それで時間がかかりました。
あらためて読んだけど、これ全然ダメですね。
何で素人なのにこんなものを書き出したのか。
最後の方の展開、「転生したら剣でした」と同じシチュエーションだった。
けど、パクリではないです。
フランは、自ら望んで力を欲した。一方レスフィナは成り行きで仕方なしに戦ったわけで。
まあ、話が全く違うし。
次回からが地獄。
ほぼ真っ白な状態なので。
取り合えず行く所は決めているんだけど、ストーリーが全く浮かびません。
そろそろ潮時かも…




