番外編 ~レスフィーナ~
【第七十四話】
時は遡って1000年前。
1本の剣があった。その剣は、魔剣レミフォルス。
この剣は、108本の剣を融合させて作られたと言われていた。
そして今その剣を持つ者は魔王であった。
だが、ある者の手によって魔王は封印され、魔剣も封印されることとなった…
そして時代は14年前に…
レスフィナはお姫様としてお城で暮らしていた。
ある日、王がレスフィナを呼んだ。
「お前に渡しておきたいものがある」と手渡した。
それは1本の剣だった。
「な、何故こんな物を私に!?」
何故剣を少女に渡したのか。それは…
「この先、お前に災いがあるかもしれない その時のために身を守るためだ」
「えぇっ!? 私剣なんか使ったこと無いのに」
「ああ、手元に置いておくだけでいいんだ もしもその時が来たならば剣が守ってくれるであろうから」
レスフィナは仕方なく剣を受け取った、だが、そこで驚いた。
「何これ!? ものすごく軽い!」
「それを大事にしなさい」と王は言った。
「はい」
レスフィナはその剣を受け取り、部屋に戻った。
レスフィナは剣を持ってベッドに座り、剣を抜いてみた。
「えっ? 何これ白い!」
それは、金属ではないような白さの剣だった。
レスフィナは、「綺麗だな~」と言ってしばらく眺めた後、剣を鞘に納めた。
そして、眠りについた。
うとうとと眠りにつきかけた頃、声が聞こえた。
「私の新しい主はあなた?」
「えっ? 誰!?」
「右を見て」
レスフィナは右の方を見た。そこには、先程まで持っていた剣があった。
「えぇっ? もしかして剣が?」
「ええそうよ 初めまして、私は…名前はまだ無いわ じゃあ私に名前を付けてくれる?」
「け、剣がしゃべったっ?」
「あなたの心に話しかけてるの、迷惑だった?」
「い、いえ全然そんなことは! もうビックリしてしまって」
「そうなのね じゃあお願い出来るかしら」
「は、はいっ! がんばります!」
「そう固くならないでいいから、気楽にね」
「そう言われても… う~ん・・・・・・」
しばらく考えるレスフィナ。
「こんなのはどうかしら? 私の名前はレスフィナというんだけど、レスフィーナというのはどう?」
「えっ!? 何故あなたがその名前を知っているの!?」
「何のことです?」
「あ、いや、気にしないで 「レスフィーナ」 この名前気に入ったわ、ありがとう」
その言葉を聞いた後、レスフィナは眠りについた。
そして翌日、事件は起こった。
何やら外が騒がしいようだ。外を覗いてみたけど、すぐ戸を閉めた。
そこには、黒い剣を振り回している男がいたからだ。
「えっ! 何!?」
レスフィナは恐怖で震えた。
外からは悲鳴が聞こえてくる。レスフィナは慌てて王の元へと向かった。
王は部屋の中で沈黙していた。ここは王宮と言っても貧乏なので従者とかはいない。
「おお、レスフィナ! 無事だったか!」
「はい大丈夫です、一体何が起こってるのですか?」
「何やら、男が剣を持って暴れているとの報告があったんだが、いつ城内を襲ってくるか…」
王はしばらく考え、こう言った。
「レスフィナは部屋に戻って、ベッドの下に隠れていなさい」
「はい」 レスフィナはそう答えて部屋に戻って行った。
戻るまで周りを警戒してキョロキョロ見回して歩いた。
無事に部屋まで戻って、鍵を掛けた。
ベッドまで行ったら、「カタカタカタ」と音がしていた。
その方を見たら、剣が震えていた。
思わず剣を抱きしめてベッドの下にもぐった。
レスフィナは、ガタガタと震えていた。あんな凶悪そうな男を見て、心の底から恐怖していた。
そこに声が聞こえた。聞こえたというより心に届いた感じだった。
「このままでは危ないわ レスフィナ、あなたにこの事態を解決してもらうから」
「えぇっ! 何ですって!?」
「私を扱えるのはあなたしかいないの! 大丈夫だから、私があなたを絶対に守ってみせるから」
「だって私、剣なんか触ったことないのに!」
「大丈夫、私を信じて!」
「ダメ! 絶対無理よぉっ!」
「あなたが戦わないと、あなたのお父さん、お母さん、皆が死んでしまうのよ!!」
しばらくの沈黙の後、レスフィーナ(剣)は言った。
「お願いレスフィナ! 戦って!」
「分かったわレスフィーナ 行きましょう!」
その時のレスフィナの目は、決意が宿っている目をしていた。
レスフィナは剣を握って外へと歩み出した…
もっと長くなると思ったけど、何とか出来ました。
アイディアが少しだけありましたが、それを膨らませました。
今回は苦労しました。
最後の方の台詞、某アニメのをそのまま使いました。
分かる人だけ分かります。
最後まで書こうと思いましたが、今回はこれで終わりにしました。




