出航
【第七十一話】
2人共、手をつないでいた。
何かもう、勝手にしてって感じ。けど、相思相愛ならいいんじゃない?
「船の方完成したんだけど、見てくれないか?」 とルウが言った。
「えーと、どうなったのかな~?」 と、一緒に港に行ってみた。
行ってみると、何やら人だかりが出来ていた。
そこには一艘の小さな船があった。
漁船位の大きさか。昔、港でチラッと見た時、それ位の大きさだったので。
しかし、目を引くのは?
船が真っ赤!
「何これ?」
これってティーナの仕業でしょ~
ものすごく目立って、多くの人が見ていた。
何でこんな目立つものを作るの~! 静かに出航しようと思っていたのに~!
けど、作ってしまったものは仕方ない。
私は船から離れ、無関係を装った。
数日後、出航の時が来た。
今は、夜中だ。誰にも見られないようにするために。
箱に詰めた魔王は夜中に運んでいたので、誰にも見られてないはず。
出航の見送りは、ライ、レン、ルウだった。
レンの奥さん、アヤネさんはいなかった。夜も遅いしね。
暗い中、いつまでも手を振っているルウ。
それに応えて手を振り続けるティーナ。
本当、この二人はラブラブだね。最初はあんなに嫌っていたのに
まあ、仲が良いっていうことはいいことだ。
それで、真夜中に出向したので真っ暗で何も見えない。
松明の明かりはあるけど、近くしか見えない。
帆で進んでいたんだけど、帆を畳んで碇を下ろすことにした。
それで、明るくなる朝まで待つことにした。
2人共寝ていたんだけど、明るくなったので起きた。
そして、最初の1箱目を海に落とした。
そして帆を張り、出航。けど、風任せなのでどこを進んでいるのか分からない。
方位磁石はあるのでそれを見たら、南東の方向に進んでいた。
何故だか分からないけど、この世界には地図というものが無いのである。
何故?
まあそのことはどうでもいいんだけど、とりあえず進むことにしよう。
進んで行って、半日位経ったかな?
それでまた一つ箱を海に落とした。
こんな感じで、毎日3つずつ落としていった。
それから1ヶ月くらい経ったかな?
ついに最後の1箱になった。
私達は基本、水だけでいいので雨水を貯めてそれを飲んでいた。
ティーナには説明していたんだけど、やっぱり何か食べたいと言うので食料は詰んでいた。
1日1食だったけど、食料は今日で底を着く。
それでティーナはちょっとイライラしている模様。
それを何とかなだめたら、何とか落ち着いたみたい。
最後の1箱を海に沈めてこの旅は終了となった。
だけど、今どこにいるのか全く分からない。どうしよう…
こういう時は、戻るのが一番だね。
南東に進んでいたので、今度はその逆の北西に進もう。真っ直ぐ南東に向かっていたわけではないんだけど、まあ、何とか戻れるでしょ。
それにしても、1ヶ月間航海していたのに全然陸地が無かったな。
このまま進まなくて良かった。
そして、思い出した。
小さな巾着袋に入れていた魔王の歯を。
って、袋の上から触ったら歯のままじゃない。
それで袋から歯を取り出してみてビックリした。
「何これ? 真っ白じゃない!」
これって魔王の呪縛から解放されたの?
でもこの歯って一体何だろう?
元は魔王の歯だったんだから、魔王の呪縛から解放って意味が分からないんだけど。
前に大きな流木を拾っていたので、それを削って櫂を2つ作ることにした。
ナイフはルウからもらっていたものだけど、これが恐ろしいくらい切れる。
流木は乾燥していたのでサクサク削れた。
櫂が完成したので、帆を畳んで船を漕いで帰ることにした。どこに着くかは分からないけど。
ボートじゃないので、櫂は長めのを作った。そうしないと海面に届かないしね。
2人で漕ぐんだけど、これは息を合わせて漕がないと真っ直ぐに進まない。
最初はゆっくり漕いでたんだけど、段々速くしていった。
そして、全力で漕ぐことに。
最初ティーナは嫌がってたんだけど、「帰ったら美味しい物いっぱい食べれるからね」と言ったら目の色が変わった(ような気がした)。
そして6日目、陸が見えてきた。
陸地に着いた。でも、どこだろう?
あれ? 何か見覚えのある港なんだけど?
もしかして帰ってきた? これって、鳥の帰巣本能なのかな? いや、ただ運が良かっただけだと思うけど、どうなんだろう?
接弦して、ライの家に行こうと思った。他に行くところが無いので。
ティーナに、ライの家に行くと言ったら、「キャッホ~」と叫んで喜んだ。
ドアをノックすると、ルウが出て来た。
そして、抱き着くティーナ。ルウはビックリしていたけど、すぐ喜びの顔に変わった。
あなたたち、そこまでいってるの? これは、間違いが起きないように注意しないと…
朝に帰ってきて、今は昼。
それで、ルウに魔王の歯を見せてみた。そして、手の上に乗せてみた。
そうしたら、重さに転びそうになった。すかさず抱きかかえて助けるティーナ。
「何これ? 歯に見えるけど、何この重さは?」
ルウが言ってきたので、説明した。
「それは魔王の歯 何でここにあるかは省くけど、この重さって剣ぐらいの重さじゃない?」 と言ったら、
「ああ、これ面白そうじゃないか! おいらに預からせてくれないか?」
「じゃあ、お願いしようか」
そう言って、ルウは作業場に籠ってしまった。
ティーナが、「私も一緒にいる」と言ったけど、「これはおいら一人がやるから」と言って拒否された。
「ルウのバカ~」と言ってすねているティーナ。
そして、数日が経った。
今回は、違った趣向で書きます。
人物紹介をしていきたいと思います。主要キャラ2人だけですが。
まずは、レスフィナから。
年齢:24歳位
髪の色:明るい茶色
眼の色:薄いグリーン
プロポーション:やせ型で、胸はまあ普通くらいかな?
個人的な意見ですが、若い頃の仲間由紀恵って感じかな?
能力:超人的な体力、皮膚の硬質化、ヒールで人を治せる。
性格:誰に対しても、優しい。特にマイナス要素は無し。
けど、生前はどんな人物だったかは、全く不明。
続いて、ティーナ。
年齢:21歳
髪の色:黒
眼の色:赤
プロポーション:太ってはないけど、肉付きはいい感じ。胸は巨乳ではないけど、大きい方。
ティーナのカラダ、これが結構エロい。特に〇が。
能力:レスフィナと同じで、ヒールは最近習得した。
性格:基本的に明るい性格で、そんなに口数は多くは無いけど、はっきり言う性格。
まあこれは自分の妄想で書きました。
何か、勝手に動き回っている感じで、色々と自然に出て来ました。
次の話ですが、ほんのちょっと考えているだけで、どうなるかは全く分かりません。
突然終わらないようにしたいのですが…




