決着
ついに決着が着きました。
これは、かなり前から考えていたアイディアです。
けど、この先のことはほとんど考えていません。
書いていて、当初の予定とはちょっと違った展開になったみたい。
最後に書いたけど、この先何とかなるでしょ!
【第六十九話】
いよいよというか、とうとう魔王との対戦が始まった。
けど、防御の方は完璧。
ティーナはまだ何も出来ないので、悪いけど待機してもらう。
後でやってもらうことがあるので。
「じゃあ、始めるか!」
こう言って私は魔王の前に進み出た。
「フハハハハッ! 我の前に醜態を晒すがよい!」
魔王はこう言ったが、私は何も返さない。
「貴様、我を無視するのか! ならばこうだ!」
と言って、炎弾を打ってきた。
私はこれを跳ね返した。跳ね返すだけではなく、魔王に当たるように。
だけど、魔王はそれを吸収してしまう。
さあ、これがどこまで続くのかな?
私も炎弾、ファイアーバレットを打った。
もちろんそれも吸収して、全然ダメージは無いように見えた。
よし、このまま打ち続けていこう。どこまで行くかな?
私は魔王に向かって手を伸ばした。そして、連弾を撃ち続ける。さあ、どうなる?
相変わらず変化無し。一体どうなっているの?
でも続けてみよう。
魔王、こちらが攻撃していると何もしてこないな。もしかして、出来ないとか?
だが、それは間違いだということを知る。
なんと魔王は大きくなっているではないか!
振り返るとティーナはいなくなっていた。まあ、隠れていた方が無難だしね。
そして魔王は、巨大な炎弾を撃ってきた。
これ、防げるかな? と思ったけど、リフレクトで防御した。
何か、全然問題無かったんだけど。
これ、最強じゃない?
魔王を見たら、元の大きさに戻っていた。
そうか、魔王は相手のエネルギーを溜め込み、それが蓄積したら放出するということか。
「そういうことならば、どこまで溜め込めるのか勝負しようじゃないの!」
私は、超連弾のファイアーバレットを撃った。
多分、1秒で3発位のスピードで。
私は両手で撃ち込み続けた。
そうしたら魔王は大きくなるというより、太ってきた感じ? 笑えるんだけど。
そして、何も出来ないようでアワアワしてる。
これはもうお腹いっぱいって感じかな?
そろそろかな、と、私は特大のファイアーボムをお見舞いしてあげた。
魔王は、真っ白に輝いた。
今だっ!
私は手を高く伸ばした。 よしっ、掴んだ!
そして手を振り下ろした。
上空にあった、巨大な水玉が魔王に襲い掛かった。
この水玉は、戦いの前に私が用意していたものだ。よし、計画通り!
超高熱になっていた魔王に大量の水が降り注いだ。
遥か上空にあったため、温度は低かっただろう。しかも今は夜だから尚更だ。
高温だった鉄の体の魔王は急速に冷やされた。
魔王は微動だにしなかった。いや、動けないのだろう。
私がやりたかったのはこれだった。
急速に冷やされた金属は固くはなるが、脆くなるというのを知っていた。それを実行してみたわけで。
そして私は叫んだ。
「ティーナァーッ!!!」
振り返ると既に弓を引いて魔王を狙っているティーナがいた。
打ち合わせなんか全くしていないけど、私の思惑が分かったみたい。
ティーナが射た矢は、1本残っていた鋼鉄製の矢だった。
矢は、魔王の胸ど真ん中に命中した。
魔王は粉々に砕け散った。
辺りに魔王の欠片が散らばっていた。だけど私は少し不安だった。
何故なら、また魔王が復活してしまうのではないかと思ったからだ。
そんな不安にかられていたら、現れた。
リカコだ。先程姿を消したばかりだったのに、また何故?
リカコはこう言った。
「ついにやったね! でも、これで安心は出来ないの」
私は、やっぱり、と思った。
「今魔王はこんな状態で危険は無いんだけど、このままの状態では復活する危険があるの」
「じゃあ、どうすればいいの!」
「それはねー、散らばった魔王の欠片を少しずつ鉄の箱に入れて、世界のあちこちにばら撒くしかないわ」
あ、それはルウに頼めば解決だね。
「ええ、分かったわ」
「じゃあ、魔王を倒したご褒美をあげなきゃね」
「えっ? 何それ!?」
「じゃあ、私についてきて」
「私達はリカコについて歩き出した」
そして私達はそこに着いた。
「えーっと、どの辺だったかな?」 と言い、辺りを見回すリカコ。
「思い出した! あそこだ!」 と言って指差した。
私達はそこに行ってみた。何か、土を被せたような跡がありそこを掘ってみた。
そうしたら、出て来た。
掘り出した物は、歯? よく見たら犬歯みたい。歯だけど、何故か金属っぽい。
リカコは言った。
「それは魔王からもらった歯だから」
私は思わず落としてしまった。
「それ、歯にしては重たいでしょ」
「あ、そういえば…」
私は重たい物でも平気で持てるから意識してなかったけど、確かにそうかも。 もう一回持ってみよう。
確かにこれは尋常じゃない重さだ。
「何これ?」
「魔王の体はあなたの剣で構成されてたでしょ? つまりその歯で剣が作れるんじゃないかと思って」
「でもこんなに小さいのにどうやって?」
「まだその歯の状態ってことは、まだ魔王の支配から解放されていないからだと思うの それを何とかしたらいけるんじゃないかと」
「ということは、まだ魔王は生きているの!?」
「生きているというか、僅かに魔王の思念を感じるんだよね」
「ということは、魔王が復活出来る可能性を消してしまえばいいということね 分かった じゃあ、ティーナ、ルウの所にお使いに行ってきてくれる?」
と言ったら、飛び上がって喜んでた。
私は少しリカコと相談して、メモをティーナに渡した。
「じゃあ、気を付けて行ってきてね」と言ってティーナを見送った。
私はここに残って魔王が再生しないか見張っていないといけないので。
ルウには鉄の箱を大量に作ってもらうようにとティーナに図面を渡しておいた。
全部で100個なんだけど、早く出来るといいね。
それを持ってきてもらって、船で出ようと思ってる。
これが終わったら、また冒険の日々か~
まあ、何とかなるでしょ!




