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リカコ

【第六十三話】


「起きなさい、いつまで寝てるの?」


幼さの残る声で目が覚めた。ティーナの方を見たら、まだ眠っている。


「あなた誰? あ、あの時の!」


思い出した、あの少女だ。


相変わらず深く被ったフードで顔は分からないけど。


「あ、あなたまた私を付けて来たのね! な、何故ここに!?」


「あなたの位置は、いつでも分かっているからね」


そうだ、ティーナを起こさないと! 私は起きてティーナを揺さぶって起こそうとした


だけど、ティーナの体は固まったような感じで全く動かなかった。


「それは無理よ 私達の時間とその娘との時間の流れが違うから」


「えっ!? 何が?」


「つまり、彼女の進んでる時間は極端に遅いから私達にはついて来れないってこと」


「???!」


「分かるように言うと、ほぼ時間を止めてるっていうこと」


「えっ!? ど、どういうこと? あなたは一体…」


「さっきの質問の答えがまだだったわね それに答えてあげるわ」


あっ、思い出した。何故私を魔王にしたのか…


「信じられないかもしれないけど、私は魔王側の者ではないわ」


「えぇっ? そんなわけないでしょ! あんなことをしたのに!」


「それについては謝罪する 私の話を聞いてほしい」


「………」


「まず、魔王を復活させようとしている者達の情報を得たの 私はそれを阻止しようと動いたの」


私が何か言おうとしたら、阻止された。


「ある男に魔王の種が植え付けられたの そこから100日後に魔王になるということで」


「私の時は数日で魔王になったのに、何で?」


「ああ、あなたは特別だから」


「あなた、私のことを知ってるの?」


「ええ、だってあなたを召喚したのは私だから」


「えっ!? あなたは一体? 体は子供だけど、そうじゃないでしょ!」


「あ~、あなたの世界で言うと神ってことになるわね」


「えっ? どういうことか全部説明して!」


「まず、最初から説明する 男に植え付けられた魔王の種、それを排除するためには男の命が消えるのが必要だった」


「その人を殺したということ?」


「いえ、だからあなたに種を植え付けたの」


「それはどういうこと?」


「あなたの方が先に魔王を誕生させたならば、その男は助かるということ 魔王の魂は一つだから」


「ああ、何か納得したけど、もしその男の人から魔王が誕生したならその人は助からなかったの?」


「そう、あなたの場合は例外だったから」


えっ? 私って何か特別なのかな~? まあ、普通の人と比べたら特別かもしれないけど…



ちょっと気が緩んだら思い出した。


「あなた、最果ての地で襲ってきた人たちを倒したら魔王の成長に繋がるって言ったじゃないの! あれはどういうこと!」


「あー、ごめん あの死体、あなたの世界ではゾンビって言うんだっけ? あれは死体が勝手に暴走しだしたの どうしようか困っていたらあなたたちが倒してくれたから助かったの ああ言ったのは私が悪乗りしすぎたからなの ごめんね」


「あれをごめんで済ますのかーい!」 私は思わず突っ込んでしまったと同時に少し笑ってしまった。


笑ったら少し気が楽になったみたい。これで落ち着いて話を聞ける。


「それで続きは?」


「あ~、実は神って肉体が無いんだ けど肉体さえあれば何でも出来るんだけどね 今の姿は仮の姿ってこと、そういえばまだ私の姿を見せていなかったわね」


そう言って、彼女はフードを外した。そうしたら…


「えっ!? トリル?」


そう、その顔はあのトリルのものだった。一体何故?


「ビックリしたでしょ これは、あそこで1人だけ生き残ったあの娘の体をちょっと借りたんだよね~」


「か、借りた?」


「ええ、借りたって言っても1/1000ほどだけどね これでもギリギリだから」


「1/1000の肉体って、スカスカじゃないの?」


「そうね、この体見えてる所は外側だけしかないし」


「それで不自由は無いの?」


「ええ、物を触ったりすることは出来るけど、持ち上げることは不可能なの」


「それじゃあ生活できないでしょ」


「いえ、何でも出来るって言ったのは嘘じゃないんだ 別に触らなくても物を動かすことは出来るから」


「ほぉ~、さすが神様!」


「おぉ~、もっと褒めて~!」


(こんな人だったのか…、いや、人じゃなかった)


「あなた、あの時と違って今の状況は何? ということはあの時は自分の演技に酔ってたんだね」


「そのとーり! 私って演技派でしょ!」


(いやいや、そこは褒めるところじゃないでしょ この状況何とかしてほしいんだけど)


もういい加減にしてほしいので、私はこう言った。


「あなたの名前は?」





「私はリカコ」

実は、この次の話も書いていて遅くなりました。

けど、完成ではないです。

一応完成はしたけど、あと少し直したら出来上がりです。

次の話は続きではなく、番外編です。

こんなの初めてなので、うまく書けてるかは分かりませんが。

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