魔王
【第五十六話】
その日は、お話タイムにすることにした。
今まで私達が体験してきたことを話したら、目を輝かせて聞いている。
もう何時間話しただろう。急に疲労感から眠気が襲ってきた。
なので、話してる途中で寝てしまったみたい。
「お姉ちゃん! お姉ちゃん!」の声で目が覚めた。
私一体どうしちゃったんだろう?
ここで、また私の中にいる誰かを認識出来た。
何か、暗闇の中から私を見てるような気がする。
これは一体何なの? 恐怖を覚えた。
寝たら疲労感は和らいだ。
それから調子が悪くなることはなく、その日を終えた。
次の日、トリルと別れることになった。
トリルは、最果ての地のたった一人の生き残りということで、名誉の人ということになったらしい。
うん、これなら大事にされるでしょ。良かった。
私達は、今後の旅路に必要だということでお金を20万エイルもらった。
トリルはいつまでも手を振っていた。
幸せになってね、トリル。
なんか気分転換したいな~。あんな嫌な思いしたんだから。
そうだ、お金があるから買い物しよう!
何かもう気分的には女性になってしまったみたい。もう慣れたけど。
「この服もうボロボロだから、買い物に行かない?」と言うと、
「うん、行く行く行く!」とティーナは乗り気だった。
そして、服屋を探した。
2店あったけど、小さい方の店に行くことにした。
大きい店だと選ぶのが大変だと思ったので。
こういう女性の服選びってしたことないから分からない。
私は、全身薄いブルーで統一した。
白のYシャツに男性用のジャケットにしたら、バッチリ合ってたので。
ティーナはまた真っ赤なジャケットを選んでたけど、今度は可愛らしいのを選んでた。
それで、何と今度はミニスカートを見ていた。
「ちょっと、それは止めて!」とティーナに言った。
私達は旅人だからそんな恰好はNGでしょ。
もしかしてルウに見せたいのかな?
その時はまた買えばいいし。今はちょっと止めてほしい。
ティーナは、結局デニムみたいなズボンにした。
何処に行くか決めようと思ったけど、矢を放つのはもう止めた。
また何かあると厄介だからね。
棒倒しじゃなくて、目をつむって10回回って目を開けた方向にしようと。
「じゃあティーナがやって」と、お願いした。
そして、グルグル回り始めた。
ちょっとヨロッとしたけど止まった。そして目を開けた方向は…
そっちを見ると、遠くに森が見えた。
じゃあ行ってみようということに。
そして歩き出した。
ゆっくり歩いていたので、1時間くらいで森に着いた。
森の中に入ると、人影が見えた。子供? 何でこんな所に?
フードを目深に被ったその子は近付いてきた。
そしてこう言った。
「初めまして、じゃないよね 私のこと見てたでしょ」
この声は女の子? って、あの時のこと?
「やっとこうして話せるね で、あなたに言っておきたいことがあるの」
えっ? 何?
そして少女は話し出した。
「あなたを魔王にするから」
長考すると書いたけど、意外と早く出来ました。
前にも書いたけど、自分の場合キャラが動いているのが見えて、それを文章にしてるだけというスタイル。
考えているのだけれで、そこまで考え込まないです。
普通はどうやって書くのか知りませんが。
書きたかった魔王編がやっと始まります。
素人なので、期待はしないでください。




