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レスフィナは、お姫様でした

【第五話】


レスフィナって、何かお姫様みたいな名前だなと思ったけど、まあいいかと特に気にはしなかった。


けど、衣服がボロボロで、体も傷だらけ。


一体何があったんだろう?



この人が来た方向は記憶に残っていたようで、そちらへ向けて歩き出した。


実際走れるんだけど、走ったらとんでもないことになりそうなので、人目もあるので歩くことにした。


って、遠いじゃないの!


もう何日歩いているんだろう。


ここで気が付いた。


夜だったら走ってもいいんじゃないの、と。


昼間の光合成でエネルギーチャージは出来たと思うので、夜になったので走ることにした。


で、走ってみた。


え、これ人間が走る速度じゃないでしょ、というくらい速かった。


でも、この人の筋力ではもたないと思ったので、途中で止めて一休み。


そこで朝まで寝ることにした。


元植物だったから特に寝なくても大丈夫だけど、とにかく体を休めておくことに。


朝目覚めて、また歩き出した。


何か、光合成って気持ちいいな。


日光に当たると、皮膚上から栄養を吸収してるような感じがする。


雑草だった頃は絶望に似た感じだったけど、今なら良かったと思える。



それから半日歩いて、夕方間近に村?が見えてきた。


けど、本当に村って感じ。


これっていつの時代なの?


電線も無いし、馬車が通り過ぎて行った。


ここって、剣と魔法の世界じゃないの?


まあ、まだ分からないけど。


そして、村に入って行った。



時間は、ちょっと前のことになる。


「おい、レスフィナ姫は見つかったか?」


村はずれにある小屋から、男の声が聞こえた。


「いや、5日探してもいなかったぞ もう死んでるんじゃないか? 生贄にされるんじゃ、そりゃ死にたくもなるわな」


別の男が言った。


「レスフィナ姫の代わりは、巫女が10人必要だ またさらって来い!」


リーダーらしき男が部下に命じた。


「レスフィナ姫は特殊な力を持っているから、普通の人間では生贄には足りない あの能力は異常過ぎる あんな女は生贄にするしかない」


座っていた男が呟いた。


触れただけで人を殺すなど…

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