悪党の2人
【第四十九話】
暗くなって、あの男を付けて行った。
そうしたら、隠してあった馬にまたがり走り去った。
けど、そんなことは問題無い。余裕で後を追った。
着いたのは、古城だった。
その人は、門をくぐり中に入って行った。
鍵をかけた音がしなかったので、しばらくして私も中に入った。
そこで声が聞こえた。
「今、戻りました 今回は1人ですが、全部で5人確保しました」
あ、1人逃げったってことは言わないんだろうな。自分の身が危うくなるだろうから。
それと、幹部みたいな人は…っと。何か本当に悪そうな顔してるね。
他に人は… いないみたいだね。
さあ、これからどうしようか。
まあ明日になってから考えようと思ったけど、あの幹部がいなくなったらいけないな。
なので、動くのは今か。
とりあえず、話を聞いてみよう。
「今回は上玉が揃っていて、高く買い取ってもらえますよ」
「おお、そうか! ではまた頼むぞ」
「はっ 承りました」
「では明日そいつらを見に行くとしよう ヒヒヒ… では売り渡す前に…」
途中で聞いていられなくて外に出たけど、こいつらは絶対に許さない!
明日、どうしようか考えたけど結論は出た。
私がどうこうするより、正当な罰を与えた方が良さそうだ。
けどやっぱり私としても罰を与えておこう。さあ、どうするか。
とりあえず今夜は明日に備えて休んでおこうか。
早朝に目を覚ました私は、2人の動向を監視していた。
そして出て来た。
2人とも馬にまたがり走り出した。目的地は分かってるのだけど、後を付けて行くことにした。
そして到着した。
あの場所だ。けど、静かだ。
2人共、建物の中に入って行った。
手下の男は仲間を呼んでいるようだが、返事が全く無い。
そして異変に気が付いた。あ~、これはティーナがやったんだなと。
一つの部屋の前にうず高く積まれたガラクタ。多分この中に仲間が閉じ込めてるのだろう。やったね、ティーナ。
手下の男は、そのガラクタを必死になって崩していた。
私はちょっと隠れた所からそれを見ていたんだけど、ティーナが見当たらない。
私はキョロキョロしていたら、突然足元に矢が突き刺さった。えっ?とその方を見たら、木の上にティーナがいた。
私は急いでティーナの元へと走った。
ティーナは木から飛び降りるとこう言った。
「危ないことしてごめんね」
「いえ、全然大丈夫だから」
「ホントにごめんね」
「この矢は刺さらないから大丈夫でしょ」
「あ、ああそうだったね…」
少し遅れてアヤナのお姉さんが木の陰から出て来た。
「あ、お姉さん無事で良かった」と言ったら微笑んでくれた。
「それより、もう一人いるんだけどどこ行ったかな?」
私達は見付からないように、建物の中に入った。
そしたら、いた。
なんかいやらしそうな顔をして部屋に入ろうとしている男を。
この世界はガラスというものが無く、外から中を見ることは出来ない。
不便だな~。
とりあえずこいつを黙らせよう。私がやると回復するのでティーナにお願いした。
そしたら、「え~?」と言って嫌がった。
本当にお願いと言い、やってもらうことにした。腹に一発でいいからと。
向かっていったティーナに気付いた男。その瞬間、ティーナのパンチが男の腹に…
もう一人は、ガラクタの片付けが終わるまでやらせておこう。
そして、部屋の前のガラクタが片付いて部屋に入ろうとしていた。
しかし、何故か扉が開かない。
どうやったの? とティーナに聞いたら、「ルウからもらった糊を塗ったんだよ」と。
そうか、強力な接着剤を作ったのか。やっぱりルウってすごいな。
次は、あの男もお願いねと言ったら、しぶしぶ腹パンしに行った。
これで2人共沈黙したわけだけど。
けど、これがいつまでも続くわけがないので、どうしようか考えた。
そうしたらティーナが言ってきた。
「ルウからもらった眠り薬があるんだけど、それを使ってみようよ」
ティーナは小瓶を取り出した。えっ? ガラスの小瓶じゃないの。
この世界、ガラスは無いものと思ってたけどあるじゃない。
って、ルウだけが作り方を知ってるとか?
ルウって一体何者? もう感心するばかり。
で、その眠り薬はコルクで蓋がしてあった。
そして、ガラス棒が付属していた。さすが、分かってるじゃない。
ティーナは、「じゃあこうしてみよ」と言い、2人の鼻に液を垂らした。
そうしたら2人は大いびきをかいて眠りこけてしまった。
じゃあ私は、「王国にこのことを報告しに行ってくるから」と言いその場を立った。
後のことはティーナに任せる、といっても何もすることは無いのだけど。
前回分、結構直しました。
実は、2週間入院してました。
病名は、敗血症。
この病気、実はヤバい病気だったみたいで、病名を聞いてビックリしたので色々調べてみました。
で、今日退院しました。
って、こんなことはどうでもいいんだけど…
入院中、何もすることが無かったので、小説の内容を色々考えていました。
そうしたら、初期の案とは違うのが出てきました。
伏線回収ではないけど、あのアイテムをこんな風に使うのかと新しいアイディアが出ました。
また、出るかどうかは未定ですが「謎の少女」が出てきました。
初期案には全くそういうのは無かったのですが、どうなることやら。
自分的には、面白いかな?とか思っています。
まあ期待はしないでください。




