表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/90

決戦、その前

決戦、その前

【第四十二話】


私はルウに話しかけた。


「こういうのを作ってほしいんだけど、いい?」


「ああ、いいよ!」と喜んでいるみたい。依頼されたことが嬉しかったみたい。


私は、書いていた図面を渡した。


「こういうのだけど、作れる?」


「あー、ちょっと見るから待ってて」


ルウはしばらく図面を見ていて、「うん、分かった!」と引き受けてくれた。


ルウに説明しようとしたら、「うん、これ全部分かったから」というだけで聞いてくれなかった。


まあ分かってるならいいかと、任せることにした。


「それと、もう2つ頼みたいことがあるけど」と言ったら、


「全然大丈夫だから言って」


「なら、矢もお願いします まず、鋼鉄製で太い矢を5本 そして、先を丸めた普通の矢を100本」


「ああ、分かったよ これを5日以内に作ればいいんだな」


「はい、ではこれにかかる経費を差し上げておきますので」


そう言って、10万エイルを渡した。そうしたら、


「こ、こんなにもらってもいいのか?」と言うので、


「はい、余ったら好きなように使っていいですよ」と言ったらとても喜んでいた。



まだ5日あるので、ティーナと木の棒を使って模擬戦をすることにした。


そして、対戦開始。


ティーナはいきなり突いてきた。


私は寸前で避けたけど、ティーナは地面を蹴って方向を変えて攻撃して来た。


それを木の棒で受けたんだけど、衝撃で折れてしまった。


これ以上は続けられないので、中止にしようと思ったので手を振った。


何か代わりの物がないか、ライの所に行った。


そうしたら、「これを使えばいい」と木剣を渡された。


それで、「あんたらがどんな戦いをするか見ておきたい」と言うので、見てもらうことにした。


そして、再び対戦開始。


私は木剣を握った右手を高く上げ、そのままの状態でいた。


ティーナが地面を蹴ってこちらに向かったと同時に、私は剣を振り下ろした。


ティーナに剣が当たる、とその瞬間、ティーナはそこにはいなかった。


私はそのまま剣を地面に叩きつけてその反動で飛んだ。


上から見ると、いた! 4時の方向に。


ティーナを見たら、何と弓を構えていた。


「えっ? そんなのあり?」


ティーナは矢を放った。


けど、空中では避けれない!


体を捻って避けた…はずが、腕をかすってしまった。


え? 一度に2本射たということ?


地上に降りて私は手を振った。


「私の負けね それにしてもティーナはすごいね!」 そう言ったら、


「ごめんね! ごめんね! 痛くない? ごめんね」と謝ってきた。


「こんなのかすり傷だから全然大丈夫だって だから気にしないで」


「でも、でも!」


「ティーナは私が避けれるギリギリを狙ったんでしょ、だから全然大丈夫だよ」


と言ったら、少し落ち着いたみたい。


う~ん、ティーナは戦ってる時は気が高ぶって攻撃的になるのかな? 今はこんなんだけど。


それにしても、ティーナの格闘センスは凄すぎる。



この腕の傷を治療しないといけないので、手を当てた。


だけど、治らない。何で?


あ~、自分の傷は治せないっていうのがあったような気がするけど、まさかそれ?


あ、そうだ! ティーナが私の能力を受け継いでいるのなら、治してもらおう。


「ティーナも私の能力があるはずだから、治して」と頼んだら、手を当ててくれた。


けど、一向に治る気配が無い。えっ? どういうこと?


もしかして、このレスフィナの体でないと能力を発揮できないとか?


多分、そうだろうね。


何かちょっと厄介だな。



ここで、もう一人いたのを思い出した。


その方向を見たら、口をあんぐり開けて目が点になっているライがいた。


「大丈夫ですか~」と言ったら、はっと気が付いたようで、


「あ、あんたら一体何なんだぁぁぁっ!」と言ってきた。


「まあ私達はちょっと特殊でして…」としか言うことが出来ない。


こっちの方は、もう放置ということで。



「この位の傷なら大丈夫だけど、あと5日間はゆっくりしようよ」とティーナに言った。


ティーナは「うん」と頷いた。


本当に他にすることが無いので。


あとは、ルウが作ってくれる武器に期待するだけ。


決戦はそれからだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ