起床
【第四十一話】
私は眠い目をこすりながら音の方に手を伸ばし、目覚ましを止めた。
「えーっと、今何時?」と時計を見たら6時だった。
まだもう少し寝たかったのにな~、と思ってたらあることに気が付いて飛び起きた。
「えっ? 時計がある?」
この世界に来てから時計なんて見たこと無かったので、とても驚いた。
「これをルウが作ったっていうの!」
時計なんて、時間の観念が無いと考えるのも不可能だし、ましてやこんな小さな物を作れるなんてすごすぎるでしょ。
ルウって、もしかして天才?
手に取ってよく見たら、木製で耳に当てたらカチカチ音がしてた。
秒針は無くて針がむき出しだけど、すごく丁寧に作られている感じがした。
時計の上にはアラームを止めるボタンがあるし。
これ、どうやって考えたの? 謎だ。
考えても仕方ないので起きることにした。
目覚ましが鳴ってもティーナは起きてこなかった。
ティーナを起こし、私達は下に降りた。
降りたら2人とも既に起きていて、ルウは朝食の準備をしていた。
準備が終わり、4人で食事することになった。
パンとスープだけの簡素な食事だけど、食べてみてビックリ。
「何コレ? 美味しすぎるんだけど?」
ティーナもビックリしていたみたい。
パンは全粒粉で、スープは具は無いけど基本野菜の味でとても美味しい。
私達はちょっと感心していた。
そこで、ライが話しかけてきた。
「では、襲撃はどのようにするんだ?」
「し、襲撃とかではないですよ ただ、向こうが強硬に出てきたらそれに対処するだけです」
「そうか、分かった」
「あ、そうだ この戦いで、絶対に人を殺してはいけませんよ」
私は、この戦いの先のことを考えているので。
「ああ、承知した」
「それで、どうするかは色々と考えないといけないので、決行は5日後にしませんか?」
「ああ、俺たちも色々用意しないといけないからそのようにしよう」
そういうことで、これについては決まった。
さあ、どうするか考えないといけないな。
今持っている武器は、この剣と鉄弓。
だけど、この剣は切れ過ぎて人には使えない。
どうしよう? う~ん…
あ、そうだ! アレにしよう。
でも、そのままではダメなので何とかすることにした。まあ、これは後で。
ティーナの方は、鉄弓だけど普通の矢ではダメだね。
これは金属製にしよう。でも、人には使えない。
普通の弓矢の方は、殺傷能力が無いものにしよう。
よし、決まり! 決まったけど、これどうしよう?
あ! これらを作れる人がいた! じゃあ、頼むことにしよう。
私は、ルウの所に向かった。




