強盗団?
【第三十六話】
ドンガさんの家に戻って、家の前に立った。
けど、何か静かすぎる。あんなに賑やかだったのに、全く音が聞こえない。
どうしたの? と思い、ドンガさんの家の扉を開け… 開かない。
「トントン」と扉を叩いたが、返事は無い。
「レスフィナ戻りました!」と言ったら、しばらくして扉が開いて私は中に引っ張られた。
「え? 何?」とドンガさんに言ったら、
「静かにして」と、小声で言われた。
一体何が起きているの?
このただならぬ気配に、私は何も言えなくなった。
しばらく無言だったけど、意を決して聞いてみた。
「一体、何があったんですか?」
と言っても、ドンガさんはしばらく無言。
よっぽど辛いことがあったのかな?
少し時間を置いた後、ドンガさんは話し出した。
「実は今朝、2人組の強盗が来たんだ」
「えっ? 何処に?」
「祭りは今日までやるはずだったんだが、その会場にやつらが来たんだ」
「強盗って、やっぱりお金目的? けどあの会場にはそんなにお金はなかったと思うんだけど」
「そうだ、やつらの目的は金じゃなかった やつらは叫んでいた 伝説の武器を出せ!と」
えっ? それってあれのことかな?
荷物はドンガさんの所に預けてあって、鞄の中にそれは入っている。
盗られなくて良かった。
「って、ここに強盗は来たんですか!?」
こう言ったら、「いや、来てはいないが来るかどうか不安だったんだ」
「そういえば、ドンガさんは会場にいたんじゃないですか?」と聞いたら、
「あの騒ぎがあって、やつらがいなくなった後皆家に帰ることになったんだ」
ああそうか、と納得。
そいつら、また明日も来るかな?
ここは、この町の外れの小屋の中だった。
「結局、伝説の武器ってのはどこにあるんだ?」 髭面の男が言った。
次に、長身の美青年が言った。
「ルウが色々と聞いて回っていたみたいだが、どうだったんだ?」
ルウと呼ばれた、2人より背の低い男が言った。
「祭りの会場に商品として出されてたみたいだけど、何かそれを持って行ったやつがいたみたいだぜ」
「持って行ったとはどういうことだ!」と髭面の男が言うと、
「あそこで何か行われていて、その景品だったらしい」
「それにしても伝説の武器を景品にするとはどういうことだ?」
長身の男が言った。
「それを持って行ったやつはどんな奴だ?」
「何でも、赤い服を着た女だったらしい」
「よし決まりだ! 明日はそいつを探す!」
赤い服の女、つまり…
もっと時間がかかると思っていたけど、出来ました。
何か、3人組が出てきましたが勝手に出てきた感があります。
名前は3人とも決めていますが、また次回以降に。




