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お仕事の始まり

【第三十一話】


翌朝、私一人でドンガさんの家を訪れた。


ドアをノックして、「レスフィナですけど、参りました」と言った途端、


ドアが開き、ドンガさんが出てきて抱き着かれた。


「え? ちょ、ちょっとやめてください」と、軽くドンガさんを押しのけた。


けど、ドンガさん、尻もちをついてしまった。


え? 私そんなに強く押してないんだけど。


あ~、触るくらいじゃないとダメだったか~、と、ちょっと反省。


ドンガさん、「あ~、これはすまなかった 母さんが元気になって本当にうれしかったからつい…」


つい、じゃないんだけど。


「いや、あんたには本当に感謝している 今まで医者に診せても首をひねるだけで何もしてもらえなかったから」


「いえ、私は人の役に立てたら、と思っていますので」 ちょっとウソ…じゃないけど、大げさに言ってみた。


「ところで、あの件はどうなりました?」


「ああ、それなら全部俺に任せてほしい 商売が出来るまで、しっかり面倒見るから」


ありがたい言葉をもらった。これで何とかなるでしょう。


「今、宿に泊まっているんだったな。それならしばらくの間、俺の家に泊るといい」と言ってくれた。


「ありがとうございます。では、ティーナと相談して決めますので。」と言い、一旦宿に帰った。



宿に帰ってティーナにこのことを伝えたら、「うん、いいよ」と言ってくれた。


宿代もバカにならないので、これはお願いしよう。


宿賃を払ってから、2人でドンガさんの家にお邪魔した。


それで、これからどうするのか聞いてみた。


その前に、この世界では医者でなくても治療などの医療行為が可能らしい。


だから、私がそういうことをしても問題無いみたい。


なので、特に許可等は必要無いとのこと。


ドンガさんは、治療出来る場所を提供してくれるって。


聞いたら何と、ここの庭だった(笑)。



それで、テントみたいなものがあればいいなと、ドンガさんに聞いたけど、持っていないと。


何処かに借りる所があればと、ご近所さんに聞いて回った。


運良く貸してくれる家があったので、何か体に不調はないか聞いてみた。


そうしたら、一家全員、肩が痛いとか腰が痛いとか頭痛がするとか、色々言ってきた。


なので、全員治してあげたら、すごく喜ばれた。


これから、治療所みたいなのを開くと言ったら、皆に伝えると言ってくれた。


これで、明後日からの開店は大丈夫でしょう。



翌日、準備に取り掛かった。


まずは、看板かな。


ドンガさんが用意してくれた板に、ティーナに書いてもらうことにした。


何という名前にしようかと話し合ったら、やっぱり「レスフィナ治療所」がいいと言ってきた。


名前をそのまま使うのは抵抗があったので、「レスフィーナ治療所」にしてもらった。


治療費は、あまり高くない2000エイルにしようと思ってたけど、ちょっと閃いた。


2000エイル~ と表示しておけば要相談ということで、まだ値段を高くできるので。


椅子を用意して、他は用意することは無いので、これくらいか。


さあ、明日からお仕事開始ね。

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