旅立ちの日
【第二十一話】
今日は、旅立ちの日。
マシェ、巫女さん達、ドレフ夫婦が見送ってくれた。
で、どちらに向かおうと悩んでいたらティーナが、「太陽の方に進もう」と言ってきた。
とくにあては無かったので、そっちに進んだ。
何も無い草原を進んでいるんだけど、本当に何も無い。
けど、遠くの方に薄っすらと山影が見えてきた。
行ってみようということになり向かったが、全然距離が縮まない。
私の服装は、シャツとパンツ、そして、フードの付いた薄手のコート。ティーナもシャツとパンツに真っ赤なジャケット。
この世界って季節があるのかどうか知らないけど、今は初夏くらいかな?
肌に日が当たるのは良くないと思ってこの服装にしたわけで。
何か気分はすっかり女の子だな(笑)。
ティーナも、旅に出るんなら気分良く行きたいみたいで赤い服にしたんだろう。うん、似合ってる。
歩いているうち太陽が真上に上って、どうやら昼になったみたい。
お昼にすることにした。
私の荷物は、衣服とか日常で使う色々な物。結構な量だけど全然問題無い。
ティーナは、食品とかブラシとか軽い物を持っている。
ティーナは背中のリュックからパンを取り出して1つ私にくれた。
予めティーナには言ってあるけど、私はそんなに食べないから、と。
ティーナは美味しそうにパンを食べている。
2つ目を食べて、食事は終わり。
旅は始まったばかりで、食料は調達していかなければならない。そのために私は剣とナイフ、ティーナは弓矢を持っている。
ティーナは練習していたみたいなので、ある程度は使えるみたい。
まあ、私が石投げても捕れそうだけど、ティーナに頑張ってもらおうと思う。
歩いても中々山に到達しない。山の向こうには町とかあるのかもしれないけど、行ってみなければ分からない。まずはあの山を越えないと。
あれからずっと歩いて、暗くなりかけた頃やっと山に到着した。
ここで休むことにした。
「夕食にする?」と聞いたら、「今日は我慢する」と言ってきた。
まあ節約しないといけないけど、そう言うならそうしようということになった。
そして、寝袋に入って就寝した。




