探索、そして…
【第十六話】
やっとレスフィナと話すことが出来る。
えー、まず何から話そうか? ちょっと考えるな。あっ、そうだ。
「あ!」 「あ!」
二人同時に話し出した。
なので、レスフィナに「どうぞ」と、ゆずることにした。
レスフィナは開口一番、
「ティーナから聞いたんだけど、あなたってすごく強いみたいね あなたって何者なの?」
「ティーナに説明しといたんだけど、虫になって、あの鳥になったからみたいだね」
「そんなので強くなるの?」と聞いてきたけど、自分でもよく分かってないので答えようが無い。
「自分でもよく分からないから、そういうことだと思って」と、誤魔化しておいた。
レスフィナは、「ああ、そう」とあまり納得してなさそうだった。
今度は私が聞く番だと思い、こう言った。
「あなたの能力って、一体何なの」と。
そう言ったら、
「子供の頃、動物が怪我してて、可哀そうなので介抱してたらいつの間にか治ってて、それ以来かな?」
って、何それ~!?
「じゃあ、レスフィナが触った時に王様はどうだったの?」
「息をしていないように感じたけど、よく分からなかったわ」
「やっぱりレスフィナは、嵌められたんだと思うよ」と言ったら、
「ティーナから聞いたんだけど、マシェがやったっていうの?」
「レスフィナも見たでしょ、あの娘が毒を飲んだのを」(飲ませたのは私なんだけどね)
「あのマシェがそんなことするとは思えないけど、あれはやっぱり事実なのね」
「そう、あの人の本性が分かったのなら、これから乗り込んでやろうよ」
「はい、それでは行きましょう」
ということで、マシェの執務室に向かった。
が、ノックをしたが、返事が無い。
扉を開けて中を見ると… 誰もいなかった。
「どういうこと? マシェはどこに行ったの?」
私はちょっとうろたえてそう言ってしまった。
「とにかく探そう」と言い、二人は分かれた。
そしたらすぐレスフィナが戻ってきてこう言った。
「王族しか知らない秘密の道があるんだけど、そこじゃない?」と。
中庭の端に小さな小屋があって、中に入るとそこの奥の壁の下に取っ手があって、それを上に引き上げたら階段が現れた。
そこを降りて行った。
そして、進んだ先に部屋があったんだけど、開けたらやっぱりいた。
マシェはこちらを見て、睨んでいた。




