巫女達と私
【第十一話】
巫女さんの一人が声をかけてきた。
「姫様~、助けていただいてありがとうございますぅ!」
「えっ?」
何か聞き覚えの無いキーワードが聞こえたような?
「姫様って、とても強いんですね、憧れちゃいます!」
別の巫女さんがそう言ってきたが、やはりそう言ってる。
「ひ、姫ぇ~? 私って、お姫様だったのぉ~!?」
何か、とんでもないことを聞いてしまった。私って、お姫様だったの?
「え~、もしかして姫様って記憶が無いのですかぁ~?」
最初に話しかけてきた巫女さんがそう言った。
「あ、あぁ実はそうなんだよね。何があったかあまり覚えていないけど、ある人に助けられたっていうのは覚えている。」
そのある人って、自分のことなんだけどね。
「え? 助けられたって、何かあったんですか!?」
「あ…っと、私、橋から落ちそうになってたのを助けられたみたい」
「それは良かったですねぇ その方はいまどちらにおられるのですかぁ?」
と言われたのだが、その方はここにいるんだけど(笑)。説明出来ないので、誤魔化しておくか。
「あ、あまり覚えていないけど、その人はどこかに行ってしまって分からないの」
巫女さんは、そうか、と頷いていた。
「じゃあ、私のことは覚えてないんですか? ティーナですけどぉ」
と、巫女さんが言ってきたが、知るわけないし。
「ごめん、全然分からない」
と答えておいた。
「じゃあ、以前のことは覚えてないんですね。それは困りましたねぇ。」
「えっ? 何が困るの?」
「あの時何があったのかを知っているのは姫様だけだからですぅ」
ああ、そういうことね。でも本当のレスフィナはもういないから聞けないから分からないな。
「それより、私達は姫様の潔白を信じています!」
「え? それはうれしいけど、じゃあ私が戦ってる所見てた?」と、聞いてみた。
そしたら、「姫様ってすごく速くて全然分かりませんでしたぁ」と言ってきた。
皆も、うんうんと頷いている。
「あ、そうだ、誰か怪我してる人いる?」
と聞いてみたら、黒縁の眼鏡の巫女さんがゆっくり手を上げた。
「私、戦いが終わった後に皆さんの後をついて行ってたのですが、倒れていた男の人につまづいて転んで頭を打ったんです」
と言ってきた。ドジっ娘さんだな。
「皆、私が潔白だと思っているなら、私が触れても問題無いよね?」
と聞いてみた。そしたら眼鏡の巫女さんが頷いた。なので、触れてみた。
そうしたらその巫女さん、頭の怪我と痛みが治ってビックリしてた。
「そういうこと だから私が王を殺したというのは大ウソということ」
巫女さん達は大きく頷いていた。
今回、話を全部変えてみました。
レスフィナはここで退場だったのだけど、もう少し活躍させてみます。
もしかしたら最後までいるかもしれないけど。
前に書いた話では、今度はゴツイおっさんに転生するんだけど、これは止めときました。
小説を書いたことなんて初めてなので、どうなるかは全く分かりません。




