此の≪ ガゼンカザス大陸 ≫は砂漠ばかりでゲンナリするけど、入ったら砂に変わってしまう様な “ 死の砂漠 ” はないのかな?
死灰砂漠が似てるっぽいけど、砂に変わってしまうなら≪ 都 ≫は出来ないだろうし、違うんだろうなぁ……。
──あっ、セロさんの準備が終わったみたいだ。
今日の茶菓子は何だろう?
楽しみだなぁ(////)
魔法陣の中に大きなトレジャーシートが敷かれている。
砂はシャットアウトされてるから、砂や砂埃を気にしないで寛げるんだ。
ブーツは魔法陣の中で脱ぐ事になっている。
丈夫で高級そうなレジャーシートの上にはルームシューズが置かれている。
オレ専用のルームシューズに履き替えたら、レジャーシートに上がるのがルールだ。
にゅいはバランスボール程の大きさになっていて、今はマオのクッションになっている。
マオはにゅいをクッション代わりにして寛いでいる。
オレはオレ用に用意されてるクッションの前に移動したら胡座を掻いて座る。
最高級なクッションに凭れてオレも寛ぐ。
はぁ〜〜〜(////)
此のまま仮眠しちゃおうかなぁ。
ふへへ……。
マオ
「 ──セロぉ~~~、後何のぐらい歩いたら酸性雨砂漠に入るんだ? 」
セロフィート
「 そうですね、順調ならば徒歩で3日程です 」
マオ
「 はぁあっ?!
徒歩で3日?!
後3日も歩くのかよ〜〜〜!!
オレは嫌だぞ!!
3日も砂漠の中を歩くなんて! 」
セロフィート
「 マオの我が儘さん 」
マオ
「 我が儘じゃないよ!
酸性雨砂漠に入ったら≪ 都 ≫には何日ぐらいで着くんだよ? 」
セロフィート
「 そうですね……。
順調ならば徒歩で20日程です 」
マオ
「 20日?!
23日も歩きっぱかよ?
益々嫌だぁ〜〜〜!! 」
マオが両足をバタバタさせて駄々をこねるなんて珍しい光景だ。
よっぽど嫌なんだろうな。
分からなくはない。
≪ ガゼンカザス大陸 ≫に来てから15日間ずっと砂漠の中を歩き続けてるんだもんな。
そりゃ嫌にもなる。
そうだ、サンドジープって言われる砂漠を走るのに特化した専用のジープがあったよな…。
車だし…〈 テフの源みなもと 〉で構こう成せい出で来きるよな。
セロさんに聞きいてみるか。
八賢悳壹
「 セロさん、オレの祖そ国こくに砂さ漠ばくを走はしる専せん用ようのサンドジープってのがあるんです。
物ぶっ体たいだから〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉で構こう成せい出で来きないですか? 」
セロフィート
「 地ち球きゅうテッラ上じょうに存そん在ざいしていた物もの、存そん在ざいしている物ものならば可か能のうです 」
八賢悳壹
「 燃ねん料りょうはガソリンだと排はい気かガスが出でて空くう気きを汚よごす事ことになるから、出で来きれば魔ま法ほうマジックで動うごく様ように改かい良りょうしてほしいんです 」
セロフィート
「 ふむ?
出で来きなくはないです。
トイチの祖そ国こくにある物ものは〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉で構こう成せい出で来きます。
サンドジープも可か能のうでしょう 」
そう言いったセロさんは魔ま法ほうマジックを発はつ動どうしてくれた。
〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉で構こう成せいする為ためには魔ま法ほうマジカル陣じんサークルが必ひつ要ようらしい。
サンドジープに乗のれたら、随ずい分ぶんと移い動どうが楽らくになる。
マオの機き嫌げんも直なおって、何い時つもの頼たよりになるマオに戻もどってくれる事ことだろう。
オレに感かん謝しゃしろよ、マオ!
〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉で構こう成せいされたサンドジープが出しゅつ現げんした。
サンドジープ……なんだろうけど、軽けいトラック程ほどの大おおきさだった。
軽けいトラックは2人り乗のりだけど、4人にん乗のりなのを見みるとやっぱりサンドジープなんだろう。
後こう部ぶ座ざ席せきの後うしろには軽けいトラみたいな荷に台だいが付ついている。
運うん転てん席せき,助じょ手しゅ席せき,後こう部ぶ座ざ席せきにはドアが付ついてるけど、屋や根ねは付ついてないみたいだ。
此これ、いいなぁ!
だけど、誰だれが運うん転てんするんだろう?
オレは車くるまの運うん転てんなんて出で来きないしなぁ…。
セロフィート
「 トイチ、どうです?
サンドジープに見みえます? 」
八賢悳壹
「 見みえます、見みえます!
大おおきさが軽けいトラック並なみですけど、完かん璧ぺきです!
だけど、屋や根ねが付ついてないですね… 」
セロフィート
「 屋や根ねがあるとワタシが乗のれませんし 」
八賢悳壹
「 あっ、そっか。
そうですよね!
セロさんが乗のるなら屋や根ねは邪じゃ魔まですよね 」