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戦闘-9

「~~!」


突然声が聞こえ、目が覚める。目の前にはシャメルがいた。


「やっと起きましたか。」


「...俺は寝てたのか。」


体を起こすと俺は執務室の椅子に座って寝ていた。


「済まない、少し風に当たってくる。」


俺はそういって部屋を出た。














少し風に当たり戻ってくるとシャメルがボケーっとしていた。時間がもったいないので早速訓練しますか。今日は銃を使った訓練をしてみるか。


「シャメル、早速だが練習場に行くぞ。」


「あっはい。今行きます。」


それじゃあへレーナから許可をもらわないとな。









練習場の許可を貰うことが出来たので、練習場で武器の使い方の説明、及び体力向上訓練をする。


「まずはシャメルにこれから君がずっと使う武器を渡そう。」


そう言って俺はGew98を渡す。前に倒した狼のポイントが案外高くてGew98をギリギリ買えたので買ったのだ。お陰で初期ポイントよりカツカツである。


「これは...?」


「使えばわかる。俺の言う通りに使うんだ。」


「はい。分かりました。」












「凄いな...」


その後一時間みっちり訓練しただけで完全に使い方をマスターしていた。しかも魔眼を使えば数キロ先の物でさえ狙えてしまえそうな精度である。


「この武器凄く使いやすいです!」


「そうか...」


これもしかしてシャメルだけで十分戦力になるんじゃないか?あれ可笑しいな...目から果汁が...ナシ汁ブッs(ry


「取り敢えず戻って何をするか考えよう。」


そう言って俺らは一度部屋に戻ることにした。大丈夫俺は接近戦が得意大丈夫俺は接近戦が得意大丈夫俺は接近戦が得意...























「さてと、やる事も無いしな...」


「執務はしないんですか?」


「バカ言え。こんな新設部隊に書類なんか回ってくるわけないだろ。」


実際書くものと言ってもあるとすれば...いや、その例を挙げることが出来ないほど書類がなかった...


そんなことをしてグダグダしていると突如カーンカーンカーン、と音がしたため顔を窓の外に向ける。


「なんだ?この音は?」


「エイジさんは最近入ったから知らないかもしれませんが、これは緊急事態を知らせる鐘の音です。」


「そうか...どうやら早速仕事が舞い込んできたみたいだな。行くぞ、初出陣だ!」


俺らは銃を持ち騎士団本棟の中庭に集合した。そこには第一騎士団、第二騎士団、第三騎士団の全員がそろっていた。


「諸君!今回迎え撃つ敵はワイバーンの群れだ!諸君らが協力をすればワイバーン共など恐るるに足らず!騎士団、進軍!」


演説が終了するとその場は雄叫びで埋め尽くされた。俺は耳を手で押さえながらへレーナに近づく。


「へレーナ、我々遊撃隊は先に攻撃を行うぞ。」


「あぁ分かった。早速向かってくれ。」


俺はシャメルに抱えられ、そのままワイバーンの群れに向かっていった。















「シャメル、これを着けていてくれ。」


「これは...何ですか?」


「これは通信用の道具だ。」


シャメルに通信用機器を着けさせた少し後に目の前に大量の点が見えてくる。


「こりゃあ稼ぎ放題だな...シャメル、そろそろ投下準備を頼む。」


「分かりました。」


そして投下までのカウントダウンが始まる。3...2...1...


「投下!」


俺はそのまま下に降下していく。そこまで高くないのですぐに着地をする。


「HPが落下で少し減っただけか...ワイバーンっていうんだからポイントたくさん持ってるよなぁ!」


俺は地面を走りながら行進間射撃を行う。


ダァン!カチン ダァン!カチン ダァン!カチン ダァン!カチン ダァン!カチン


だいたい群れの近くまで近づくまでに倒した数は8匹ぐらいか。ポイントを確認すると、『1,400pt』だったポイントが『462,800pt』にまで溜まっていた。ワイバーンオイシイデス。


このままの勢いなら分隊支援火器とかも買えるかも...!そんな思いを胸に抱きながら俺はワイバーンを撃ち続ける。何体も何体も...どれだけ撃っても数が減る気配がない。それどころか増えている...!


その時シャメルから連絡が入った。


『エイジさん!ワイバーンの群れがそちらに集まってます!気を付けて下さい!』


「これ以上増えるのか!?仕方が無い...誘導兵器を買いたかったが...。」


俺はワイバーンが一定距離に入らないように撃ち落としながらメニューから『M134』とその弾薬を召喚する。


「これでもくらえこのクソ鳥めぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


M134の銃身が回転しながら爆音を奏でる。


ヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!








「はぁ...はぁ...はぁ...やったか...?」


そこ、フラグとか言わない。そういうこと言うからフラグとして成り立つんだろうが。


周りを見るが、ワイバーン(クソ鳥)の姿は見えない。何とかなったようだ。所々に返り血を浴びているために血臭い。物凄く臭い。


「終わったからさっさと帰ってシャワー浴びたい...」


俺がM134を仕舞い、帰ろうと通信しようとしたとき、シャメルの方から通信が来た。


「なんだ?まさかワイバーンがまだ増えるのか?」


『いえ...遠方ですが、騎兵らしき人影が多数接近中です。』


...帰ってシャワーを浴びたいのだが。

誤字報告一覧をのぞいてみたらめっちゃくちゃありました。


多いということよりも誤字報告をしていただけることに正直感動しました。


これからもドンドン誤字報告や感想をいただけると嬉しいです。

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