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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 5 塩とメガネと幽霊屋敷
96/350

#96

「いえ、今日はもう暗いですから、見るなら明日の方がよろしいかと」

 額に汗をダッラーと垂らして、露骨にうろたえるハギ。

 さっき幽霊のウワサをネリキリから聞いた時と一緒で、ビビってるのはクリアー。

「残念ですが明日は予定が入っていますので、見るなら今日のうちに。イッヒッヒ」

「そ、そうですか……」

 露骨にガッカリするハギに、テツヤが助け船。

「見るだけならオイラたちだけでもできるッスし、ハギさんは先に宿へ帰っててもいいッスよ」

 けどそれは地主がカット。

「大事なことですから、全員で見ていただかないと困ります。イッヒッヒ」

「いや、そう言われても……」

 テツヤが困惑してると、それを押しのけてハギがずずいと前に出る。

「ワタクシなら問題ありませんわ。幽霊くらいでビビっていると思われては不愉快ですし。ビビっていませんから!」

 過剰に念を押してくるハギ。けどその目はグルグル泳いで、誰がどう見てもビビってる。

「そうですかそうですかイッヒッヒ。それでは早速参りましょう」

 うさんくさい笑い方をする地主の案内で、テツヤたちは屋敷へ向かう流れになった。

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