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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 4 シマと組織と鉄パイプ
90/350

#90

「えーと、とりあえず仲間に入れてもいいんじゃないッスかね?」

「そうですね。後で邪魔になったら始末すればいいんですし」

「だから聞こえてるって」

 ラスクの訴えをスルーして、ハギが向き直る。

「ではこの4人で、ペリン商会をぶちのめしてやりましょう」

「ワシも賛成だ」

「オレも」

「じゃあ決まりッスね」

 結論が出たところで、ハギから提案。

「それではまず、ワタクシたちのチーム名を決めましょう」

「チーム名?」

「チームの名前のことです」

「いや意味はわかるッス」

 テツヤが聞きたいのはそういう小ボケじゃない。

「集団での呼び名があった方が、何かと都合がいいんです。ペリン商会の連中に、ワタクシたちの存在を刻みこむ意味でも」

「場七組とか月餅会みたいなもんッスかね」

 確かに個人名で呼ぶよりも、『場七組の誰だれ』って呼ぶ方が通りがいい。

「実はもう考えているのです」

 そう言うと、ハギはカウンターの羽根ペンを勝手に取り上げて、メモ用紙にサラサラと書きつけた。

「いかがでしょう?」

「……いや、読めねえッス」

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