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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 3 宿と魔力とサイコロ賭博
70/350

#70

「いや、もしマジで目をやられたら、後でハギさんに治してもらおうと思ってたッスから」

 テツヤがそう言って笑うと、当のハギはキョトンとする。

「できませんわよそんなこと?」

「え、どゆことッスか? だって爆発させたり空飛んだりできるんスから、治療だって」

「ワタクシの専門は破壊魔法とその補助で使う魔法ですから、身体を壊したり焼いたり腐らせたりはできますけれど、治療なんて下劣な魔法は使えませんわよ?」

「フツー逆だろ……」

 老人が思わずツッコむ横で、テツヤもだんだん事態がわかってきた様子。

「それってオイラ、ひょっとしてすげえピンチだったんじゃねえッスか?」

「ひょっとしなくてもそうですわ」

「うっわ超怖えー! それシャレになってねえッスよ! だって目玉ッスよ、目玉! ヤベーッス、マジヤベーッス」

 完全にパニクった様子でヤベーヤベーって叫ぶテツヤに、さっき見せた強面の気配はナッシング。

 そんな2人を見て、老人は改めて(こいつら何なんだ)って驚き呆れるのだった。

★アニキ語録

『長い目で見たら、(バクチの胴元は)普通にやるのが一番儲かる』

 こう言ってたくせに、オイラとやった時はメチャクチャイカサマしてくるッス。

 おかげで人のイカサマを見つけるのはうまくなったッスけど。

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